(写真左より)トップリーグMVPを受賞したダン・カーター(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)、トップリーグ・高島正之チェアマン (写真左より)トップリーグMVPを受賞したダン・カーター(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)、トップリーグ・高島正之チェアマン

トップリーグ初代王者・神戸製鋼が15季ぶり2度目の優勝を果たした翌日、『ジャパンラグビー トップリーグ 2018-2019』年間表彰式が行われた。

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主な受賞者は以下の通り。
【MVP】ダン・カーター(神戸製鋼)
【新人賞】岡田優輝(トヨタ自動車)
【最多トライゲッター】レメキ ロマノ ラヴァ(Honda)
【得点王】サム・グリーン(豊田自動織機)
【ベストキッカー】ダン・カーター(神戸製鋼)
【ベストフィフティーン】PR1稲垣啓太(パナソニック/6)
HO坂手淳史(パナソニック)
PR3山下裕史(神戸製鋼/2)
LOトム・フランクリン(神戸製鋼)、ブロードハースト マイケル(リコー)
FLリーチ マイケル(東芝/6)、クワッガ・スミス(ヤマハ発動機)
NO8中島イシレリ(神戸製鋼)
SHアンドリュー・エリス(神戸製鋼)
SO山沢拓也(パナソニック)
WTB福岡堅樹(パナソニック/2)、レメキ ロマノ ラヴァ(Honda)
CTBアダム・アシュリークーパー(神戸製鋼)、リチャード・バックマン(神戸製鋼)
FBジオ・アプロン(トヨタ自動車)
※所属チームの後の数字は受賞回数。数字がない選手は初受賞。

『ワールドラグビー』MVPを3度も獲得したカーターは、新たな栄冠を「これまでチームを助けるためにプレーしてきたので、個人の賞は気恥ずかしく思うが、この年齢(36歳)でまたMVPを取れて誇りに思う」と喜んだ。さらにチームの優勝について、「コーチ陣が変わり、ゲームプランが変わり、非常に選手たちは苦労した。ただ選手たちはコーチ陣を信じ、全力を尽くし、素晴らしい結果でシーズンの締めくくることができた」と顔を綻ばせた。

また、岡田が「今季多くの新人が活躍し、日本代表に選ばれる選手も入る中、正直僕が新人賞を取れるとは思っていなかった。この自信を持ってさらに成長していきたい」と謙遜すれば、レメキも「チームのみんなのおかげでトライ王を取れた。ホンダのベストは11位だったので、最後の順位決定戦で3連勝し、9位になれたことがうれしい」とチームの勝利を強調した。まさかの6位に沈んだパナソニック、11位に終わった東芝のキーマンふたりは、「途中からプレーできなかったので、選ばれるとは。チームが苦しい時にケガでプレーできなくてもどかしかった。プレーできなくても何かできなかったか、今も思うことがある」(山沢)、「東芝として難しいシーズンだったし、個人的にもサンウルブズ、代表、東芝と3つのチームでやるのは大変だった」(リーチ)と悔しさを滲ませた。

12月16日に年間表賞式は終わったが、シーズンはまだまだ続く。12月23日(日)に入替戦が行われ、年明けには『トップリーグカップ』総合順位決定トーナメントを開催。チケット発売中。