(左から)広瀬すず、長澤まさみ、綾瀬はるか、夏帆(C)2015吉田秋生・小学館/「海街diary」製作委員会

今週末より公開される『海街diary』の大ヒット祈願イベントが6月9日に映画の舞台である鎌倉で行われ、4姉妹役で共演した綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが劇中で着た艶やかな浴衣姿で出席した。

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本作は、鎌倉で暮らす3姉妹と、父親が亡くなり、彼女たちの家に引き取られることになった腹違いの妹が、それぞれ複雑な想いを胸に本当の家族になっていくまでを描いた1年間の物語。吉田秋生のベストセラーコミックを原作に『そして父になる』の是枝裕和監督が映像化した。

イベントを行った長谷寺は“花の寺”として親しまれ、紫陽花が見頃を迎えており、4人が登場すると、偶然居合わせた参拝客からは「かわいい~」「きれい~」という声が飛び交った。

映画は、先日閉幕したカンヌ映画祭コンペティション部門に正式出品され、4人は是枝監督と共にレッドカーペットを歩いた。綾瀬は「はじめて行った場所で、空気感も違うし、映画に対する情熱を感じる場所でした。温かい拍手もいただいて、とても刺激的で、忘れられない日々になりました」と振り返り、カンヌ映画祭への参加は2度目になる長澤は「運よく今年もお邪魔することができましたが、去年はコンペティションで参加したいという目標があったので、4姉妹で行くことができて、本当に良い思い出となりました。カンヌは頑張る人を応援してくれる場所です。いつかまた行けるよう頑張ろうと思いました」と決意を新たにした。

夏帆は「みなさんの反応が温かくて、夢見心地だったけど、貴重な体験だったと噛み締めています」といい、広瀬は「レッドカーペットは映画祭ならではという感じで、お姉さんたちと歩けたことが幸せでした。大人になってからもずっと思い出すだろうなと思っています」と話した。

鎌倉での撮影について長澤は「昔なつかしい日本の味わいがありつつも、決して古めかしいわけじゃなく、都会的な魅力ももっている。年齢を問わず、親しみをもてる街だと思います」と魅力を語り、広瀬は「私ががっつりと撮影したのは夏だったので、夏が一番印象的です。みんなで海辺を歩くシーンがあって、そのときにみんなで遊んだことが思い出となりました」とコメント。

最後に綾瀬と夏帆は「たくさんの方に楽しんでいただきたいです。特に家族や身近にいる大切な方と観ていただきたいです」(夏帆)、「4姉妹が本当の家族になるまでの一年間を丁寧に描いています。本当に家族っていいなと、とても心が温かくなる気持ちの良い作品です」(綾瀬)と語った。

『海街diary』
6月13日(土)全国ロードショー