ウーピー・ゴールドバーグ 撮影:Tsuyoshi Toya ウーピー・ゴールドバーグ 撮影:Tsuyoshi Toya

7月15日(水)より東京・東急シアターオーブで上演される来日ミュージカル『天使にラブ・ソングを・・・(シスター・アクト)』。原作は1992年に公開された同名映画。同作で主役を務め、ミュージカル版でもプロデューサーを務めている女優のウーピー・ゴールドバーグがインタビューに答えた。

黒人クラブ歌手のデロリスが、ある殺人事件を目撃したことでマフィアに追われ、修道院に逃げ込んだことから起こる大騒動を描いた同作。ミュージカル版はイギリス、ドイツほかで上演され成功を収め、2011年にアメリカ・ブロードウェイへと進出。今回が日本初上陸となる。

ウーピーは映画版とミュージカル版の違いについて「まず音楽が違うわ。映画ではモータウン系の音楽を使っていたのだけれど、『モータウン』というミュージカルをブロードウェイで上演することになってから“我々の音楽は返して頂きます”って言われてしまって。それで『リトル・マーメイド』などのディズニーミュージカルを手掛けたアラン・メンケン氏を起用したの。彼の起用は大成功だったわ」と説明。また「あと大きな違いはデロリスのキャリア。映画ではキャリアの終盤にいる彼女だけど、舞台版では初期にいる。だから舞台でのデロリスはだいぶ若いの。ほかにも色々あるけど、基本的なストーリーは変わらないわ」と語った。

ミュージカルの強みについては「映画に比べると、お客さんにとっては全く別の体験になるわよね。実際に“そこ”で起こっていて、人が目の前にいて。平面な画面を見ているのではなく立体だからね。しかも二度と同じ舞台ってのはないんだから。だからもっとお客さんが“感じられる”と思うし、そう願っているわ」と話した。

同作の楽しみ方については「劇場に来て、座って、心を開放しましょう。楽しさと音楽に乗ってこの素晴らしくクレイジーで可笑しな旅に出掛けましょう。とにかく楽しんで!」と語った。また「もう何年も日本に行っていませんが、日本食は大好きだし、次行ったらもう日本にずっといたいくらいの気持ち。アメリカには戻らないわ(笑)。だから私を受け入れる覚悟を決めておいて下さいね(笑)」と日本のファンに向けて話した。

ブロードウェイ・ミュージカル『天使にラブ・ソングを・・・(シスター・アクト)』は7月15日(水)から8月2日(日)まで、東京・東急シアターオーブで上演。なお、7月11日(土)午前10時より3階立見引換券を販売。