ザ・プラン9 ヤナギブソン (よしもとクリエイティブエージェンシー)
'76年生まれ、大阪府出身。お笑い養成所を卒業後、コンビでの活動を経て、’02年にザ・プラン9に参加。'06年にはM-1グランプリ決勝進出を果たし、グループとして注目を集める。またピンとしては、R-1ぐらんぷりに初回から10回連続でエントリー。なお、インタビューにも頻出する奥様と出会ったのは、大学時代とのこと。
■過去3年の戦績:2009年…サバイバルステージ
         2010年…準決勝
         2011年…準決勝

‘04年の浅越ゴエ、’07年’08年のなだぎ武。過去9回のうち3回も優勝を果たしているザ・プラン9からついに第三の刺客が現れた。そんな彼はとにもかくにも愛妻家だ。どんなトークのときにも「ウチの嫁が…」と語り出し、最終的には「これ、誰が興味あんねん!」。インタビューからもその片鱗はうかがえるはずである。しかし、ただの愛妻家だと思ってるとケガをするわよ、と彼の嫁は言ったとか言わないとか。

――まずは10年目にして初の決勝進出の感想を。
ヤナギブソン:ようやく行けたか、というのと同時にホッとしましたよね。僕、その知らせを家にいたので嫁と聞いたんですけど、嫁もそんな感じやったみたいです。僕、10年連続で出てるんじゃないですか。それで今までずっと準決勝で「あかんかった」というのが続いてたんで、嫁も半分あきらめてたようなところがあったんですよ。それが今年については、芸人にしろスタッフにしろ「あれは行った」とみんな口をそろえて言うんで、さすがにその気になって。嫁にも「今年はほんまに行けるかも」と言うて、二人でソワソワしてました。
――長丁場でのトリだったにもかかわらず、ウケがすごかったですからね。
ヤナギブソン:いやあ、でもトリというのはイヤですよ。誰が決めてるのかわからないんですけど、実は昨年の準決勝も僕トリやったんです。それでね、僕の二つ前が決勝で優勝したさっくん(=佐久間一行)やったんですけどね。ネタの完成度があまりに高くて、僕ビックリしてもうたんですよ。そしたら「あの後にトリやらなあかんなんて、俺ムリ!」と思って、ガクガクブルブル震えてしまって。「こんなネタで俺、出て行ってええんか?」って、舞台に出るときの恥ずかしさったらなかった。それで今年またトリでしょ。こわかったですよね。
――ザ・プラン9のほかのメンバーには報告されました?
ヤナギブソン:もちろん。決まってからみんなにメールをしましたね。
――反応のほどは?
ヤナギブソン:過去の優勝者ということで言うと、浅越ゴエさんは「あ、そうなんだ」とあっさりしたメールが返ってきまして。
――(笑)。なだぎ武さんからは?
ヤナギブソン:なにも返ってきてません。いや、実はなだぎさんって、普段から電話にも出なけりゃメールもまったく返さない方なんですよ。
――そうなんですか!?
ヤナギブソン:そういう特殊な人なんです。前に一回、目撃したことがあるんですけど、なだぎさんのカバンの中から、着信があったことを知らせるバイブが震えるのが聞こえてきたんですよ。そしたらなだぎさん、カバンを空けて電話を取り出したんで「あ、なだぎさん、ほんまは電話出るやん!」と思ったら、切れるまで画面を見つめてはった(笑)。もうね、理由はわかりませんけど、そういう方なんです。
――そうでしたか(笑)。でも、今回ヤナギブソンさんが優勝されると、同じグループから3人もの王者が誕生することになりますね。
ヤナギブソン:そうですよね。しかも、なだぎさんが2回優勝してらっしゃるんで、もしヴ僕が行ったら10回のうち4回をひとつのグループが占めているという。
――そもそも3人が決勝に行ってる時点で、すごいことですよ。
ヤナギブソン:でもね僕、それにしてはプラン9の知名度が低すぎるのが気になるんですよ。だからここでもし僕が優勝したら、さすがにちょっとは有名になるんちゃうかなと。だから、ザ・プラン9の知名度を上げるためにも。そして、僕が先日の決勝会見に出てしまったがために、神戸空港で待っててくれたオール阪神師匠のためにも頑張りたいと思います!
――それは責任重大ですね(笑)。ちなみにライバルといいますと?
ヤナギブソン:これはね、ずばりスギちゃんです! こないだ嫁がYoutubeを見て大爆笑してたんですよね。だから悔しくて悔しくて。
――たしかに凹むかもしれませんね(笑)。
ヤナギブソン:でしょ? だから僕、こないだ言ってやったんですよ。「おい、風呂桶の排水する穴をセメントで塞いでやったぜぇ。もうお湯を捨てる際には、上から掬うしかねえぜぇ。ワイルドだろぉ?」って。
――言ってやったというか、乗っかっちゃったというか(笑)。
ヤナギブソン:その上、めっちゃスベったんです(笑)。だから、嫁の心を取り戻すためにもスギちゃんを負かして、優勝したいなと思います。500万円については…僕、大阪で「誰が興味あんねん!」というギャグでやってるんですけど、それを最後につけて言いますね。えー、500万円で嫁のピアノを修理したいと思います。誰が興味あんねん!