劇場版“クレしん”シリーズ20周年記念作品『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』に、ココリコ(遠藤章造・田中直樹)、土田晃之、藤井隆の4人がゲスト声優として出演することになり、都内スタジオでアフレコ収録が行なわれた。映画は「オラ、妹なんていらないゾ!」というしんちゃんのひと言が原因で、ヒマワリ星のプリンセスになってしまった妹・ひまわりを野原家が一丸となって救おうと奮闘する。

その他の写真

遠藤ら4人は『クレヨンしんちゃん』のTV放送が始まった1992年にデビューし、今年で芸歴20年を迎えた同期芸人。実生活ではそれぞれ、子どもを授かり“パパ芸人”としても知られる彼らが、今回、ひまわりのお世話をするヒマワリ星の“イケメンDEイクメン軍団”を演じている。アフレコでは、ぐずるひまわりを必死にあやそうと悪戦苦闘するシーンが収録された。

また収録について、「コンビを組んで20年だから分かるんですが、遠藤は若干緊張してますね」と田中が話すと、「若干どころかすごく緊張しています」と遠藤がコメント。イクメン軍団は20歳という設定から、藤井は「役作りのため、昨晩はよく寝ました」と気合い十分だった。一方、土田は「ふだんはバラエティの仕事しかしないが、(しんちゃんと)同じ埼玉県出身で春日部のロビンソン百貨店でずっとバイトしていたので」とゲスト声優での出演について喜びを語るも、「僕と田中君はアゴがしゃくれているので、どうしても空気が抜けてしまって…」と苦戦したことを明かした。

アフレコ後には「できるだけ子どもと一緒に遊んでいる」(藤井)、「子ども2人の育児を精いっぱいやっている」(田中)、「うちは一番上がもう中学生なので、かわいらしさの欠片もありませんけど」(土田)とそれぞれの“イクメン”ぶりも披露。一方、遠藤は離婚をネタに「ある事情で娘とはなかなか会えない」とポツリ。「えっ、なんで?」「何かあったんだっけ?」と土田らにイジられながらも、「(元妻・千秋が演じる)ドラミちゃんより頑張りました。ドラミちゃん、怒ったら怖いですよ。あの四次元ポケットから離婚届けを出しましたからね」と自虐的に笑いを誘っていた。

『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』

(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK・2012

取材・文・写真:内田 涼