マイケル・リトル(ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ) (c)F.SANO マイケル・リトル(ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズ) (c)F.SANO

目指すは勝利のみ。3月2日・敵地でチーフスに歴史的勝利を挙げ、翌週9日にブルーズに惜敗したヒト・コミュニケーションズ サンウルブズがホーム・秩父宮に帰って来る。3月16日(土)・レッズ戦で今季2勝目を見据える。

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今季のサンウルブズはひと味もふた味も違う。シャークスとの開幕戦こそ10-45と完敗を喫したが、オーストラリア代表をズラリと並べるワラターズに30-31、『スーパーラグビー』優勝2回の強豪・チーフスに30-15、優勝3回の古豪・ブルーズに20-28と毎試合接戦を演じている。

スピーディに展開するアタックとヘイデン・パーカーの正確無比なキックは健在。課題だったディフェンスとスクラムも長足の進歩を見せている。勝負どころで崩れず、粘り強く戦っている姿勢もまたよし。ただ、ペナルティの多さが気になる。4試合中3試合でシンビン(10分間の一時退場)が出ているのも課題だ。レッズ戦でどのように修正してくるか、スコット・ハンセンアシスタントコーチの手腕が問われる。

サンウルブズの試合登録メンバーは以下の通り。
1パウリアシ・マヌ(日野)、2坂手淳史(パナソニック)、3山下裕史(神戸製鋼)、4ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機)、5トム・ロウ(―)、6ベン・ガンター(パナソニック)、7ダン・プライアー(サニックス)、8ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ(―)、9ジェイミー・ブース(―)、10ヘイデン・パーカー(神戸製鋼)、11ホセア・サウマキ(キヤノン)、12マイケル・リトル(三菱重工相模原)、13シオネ・テアウパ(クボタ)、14ゲラード・ファンデンヒーファー(クボタ)、15ジェイソン・エメリー(サニックス)、16ジャバ・ブレグバゼ(―)、17サム・プラットリー(―)、18ヴァル アサエリ愛(パナソニック)、19ジェームス・ムーア(サニックス)、20アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコム)、21内田啓介(パナソニック)、22松田力也(パナソニック)、23セミシ・マシレワ(近鉄)

マフィのサンウルブズデビューは飛び切りのトピックスだ。レベルズでプレーしてきた日本代表不動のNo.8がついにサンウルブズの一員としてピッチに立つ。リトル共同主将も「アマナキは『スーパーラグビー』の中でもトッププレーヤーのひとり。彼のような新しいタイプのエナジーをチームに迎え入れることは、非常に素晴らしいこと」と期待を寄せる。

『SR 2019』レッズ戦は3月16日(土)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケット発売中。