久保建英(FC東京) (C)J.LEAGUE 久保建英(FC東京) (C)J.LEAGUE

2勝1分の2位・FC東京が3戦3勝の首位・名古屋グランパスをホームで迎え撃つ。たかが3試合だが、されど3試合。無敗の開幕ダッシュに成功した両軍の対決が『明治安田生命J1リーグ』第4節にラインナップされたのだ。

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V2王者・川崎フロンターレとの開幕戦をスコアレスドローで終えたFC東京は第2節・湘南ベルマーレに3-2、第3節・サガン鳥栖に2-0と連勝した。湘南戦では最終ラインからのロングパスからゴールをこじ開け、鳥栖戦は61分に退場者が出てひとり少なくなった相手に猛攻を仕掛け、試合終了間際にオウンゴール、FWジャエルのJリーグ初ゴールと立て続けに得点を奪った。

3試合を負けなしでクリアしたが、長谷川健太監督は満足しない。鳥栖戦終了後に「内容的には褒められたものではないし、10人になった鳥栖に対してもなかなか有効的な攻撃を仕掛けられなかったのは大いに反省すべき」と勝って兜の緒を締めた。さらに1アシストをマークした久保建英について、「前半は相手も警戒して自由がなかった。相手の動きが少し落ちてきて、彼本来のプレーができた。素晴らしいシュートもあったし、いいアシストもあった。アシストという結果を出せたので、次はゴールを期待したい」と評価した。

一方の名古屋は開幕戦で鳥栖を4-0と粉砕すると第2節・セレッソ大阪戦も試合終盤の得点で2-0、第3節はガンバ大阪と打ち合いを演じて3-2で勝点3を手繰り寄せた。メンバーを入れ替えて臨んでいる『Jリーグ YBC ルヴァンカップ』でもヴィッセル神戸に2-2、大分トリニータには2-1と公式戦5試合で負けなし。名古屋に勝ち癖が付きつつある。

得点王ジョーが開幕2発を決めるなど決定力を発揮するとともに、風間采配もズバリ当っている。開幕戦では途中出場したMF相馬勇紀&和泉竜司がともにゴールをマークした。第2節に均衡を破ったのは68分にピッチに入ったFW赤崎秀平だった。和泉に代わって入った赤崎が技ありのループシュートを決めて先制、アディショナルタイムにはこぼれ球を押し込み2得点。第3節も2-2から交代出場した相馬が放ったクロスがオウンゴールを誘った。

風間八宏監督もG大阪戦後に「誰が交代、誰がレギュラーかということはまだ決まっていない。誰を出しても期待に応えてくれるという感触はある」と手応えを口にした。

リーグ戦の直接対決の成績を見ると15勝7分12敗とFC東京がややリード。ここ5試合はFC東京が3勝2分と名古屋を圧倒している。

果たして名古屋が1位を死守するのか、FC東京が首位を奪うのか。『明治安田生命J1リーグ』第4節・FC東京×名古屋は3月17日(日)・味の素スタジアムにてキックオフ。チケット発売中。