スティーヴン・スピルバーグのドリームワークスが、ディズニーとの配給契約を更新しない方針であることがわかった。現在の契約は、来年8月まで。それ以降は、ユニバーサルに配給を委託する可能性が強いと関係者は見ている。

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ディズニーと契約を結んでからも、スピルバーグはユニバーサルのスタジオ内にオフィスを構え続けてきた上、この夏の大ヒット作『ジュラシック・ワールド』をプロデュースしている。ディズニーが配給するドリームワークス作品は、来年7月北米公開の『The BFG』が最後になる模様だ。

ドリームワークスと契約を結んだ後、ディズニーは、マーベルやルーカス・フィルムを買収し、もともと主流のアニメに加えて、スーパーヒーロー物やSF大作などに力を入れるようになってきた。そんな中で『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』『マダム・マロリーと魔法のスパイス』など、大人向きのドラマを得意とするドリームワークスは、やや浮いた存在になってきたのはたしかだ。

ドリームワークス、ディズニー、ユニバーサルは、この件に関してノーコメントを通している。

文:猿渡由紀

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