『猫侍 南の島へ行く』(C)2015「続・猫侍」製作委員会

「ぴあ」調査による2015年9月4日、5日のぴあ映画初日満足度ランキングは、コワモテの剣豪と白猫のコンビが繰り広げる冒険を描いた時代劇の劇場版第2弾『猫侍 南の島へ行く』がトップに輝いた。2位に篠原涼子がバツイチ、子持ちの刑事に扮する人気シリーズの完結編『アンフェア the end』、3位にジョージ朝倉の同名コミックを基に多部未華子、綾野剛の共演で描くラブ・ストーリー『ピース オブ ケイク』が入った。

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1位の『猫侍 南の島へ行く』は、北村一輝扮する侍・斑目久太郎と、猫のあなごとさくらが演じる白猫・玉之丞のツンデレな関係が大人気の“癒し”時代劇。困難を切り抜けながら土佐を目指す久太郎と玉之丞の姿を、時代劇の枠に収まらない痛快なアクションと笑いの要素をふんだんに散りばめて描く。出口調査では「肩の力を抜いて観られる作品」「ドラマよりパワーアップしていて楽しめた」「ギャグ要素が沢山散りばめられていてずっと笑いっぱなしだった」「日常に疲れたら観に行ってほしい」などリラックスして楽しめた観客が多かったようだ。

“動物ドラマ”と“時代劇”を融合させた本シリーズだが、その魅力はなんといっても玉之丞のかわいらしさだろう。観客からは「玉之丞は毛並みがよくてとてもかわいい」「しっぽの動きがとてもかわいい」「神として崇められるときの動きにも注目」といった声が聞かれ、本作でもその魅力は大いに発揮されたようだ。また今回、玉之丞が南の島で出会った黒猫と恋に落ちるという新たなエピソードが加わったが、「玉之丞が島の黒猫と仲良くなるがそのまま島に残るのかどうかが見どころ」など猫たちに感情移入する観客も続出した。

そしてもうひとつ、絶対に外せない魅力が久太郎のギャップではないだろうか。「コワモテなのにかなり面白い。しゃくれ顔には笑ってしまった」「久太郎の心のつぶやきが面白かった」「玉之丞用のベッドを作る久太郎がかわいい」など、猫だけでなく久太郎のキャラクターに癒された観客も多かったようだ。

(本ランキングは、9/4(金)、5(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)

『猫侍 南の島へ行く』
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