金崎夢生(鹿島アントラーズ) (c)J.LEAGUE PHOTOS 金崎夢生(鹿島アントラーズ) (c)J.LEAGUE PHOTOS

9月6日、『2015Jリーグヤマザキナビスコカップ』4強が決まった。連覇を狙うガンバ大阪、自らが持つ最多優勝記録更新となる6度目の優勝を狙う鹿島アントラーズ、そして初の4強入りを果たしたヴィッセル神戸、アルビレックス新潟が準決勝へ名乗りを上げたのだ。

『ナビスコ杯』準決勝 チケット情報

準決勝のカードは鹿島×神戸、G大阪×新潟。準々決勝と同様に、ACL出場による予選リーグ免除組×予選リーグ勝ち上がり組の構図となった。

ここで9月2日・6日に行われた準々決勝を振り返りたい。

鹿島は2試合を通じたゲームメイクで、FC東京に完勝を収めた。前半に相当するアウェイでの9月2日は、どちらに勝ちが転んでもおかしくない内容を反映した2-2に終わった。第2戦はロングパスからカウンターを狙うFC東京に対し、逆に速攻を仕掛ける。MF・金崎夢生の2ゴールと2試合連続得点となるMF・遠藤康のゴールで3-0。7勝1分1敗で首位を走る2ndステージの好調を維持するように、鹿島が3年ぶりの4強入りを果たした。

神戸は初戦2-0のアドバンテージを前半31分で失ってしまう。若手主体から一転、主力を配した柏レイソルに早々に2-0とされてしまう。だが、34分にはFW・レアンドロのゴールで巻き返し、さらに1点を失っても、10番・森岡亮太のフリーキックで、合計4-3とした。得点ランクトップの6得点をマークする渡邉千真を中心に、神戸は攻撃陣が好調をキープする。

G大阪は名古屋グランパスとの死闘を制した。第1戦は宇佐美貴史ら日本代表組4人とMF・遠藤保仁、FW・パトリック、DF・藤春廣輝を欠きながら1-1とした。第2戦も90分を終えて1-1。延長戦でお互いに1得点ずつマークし、勝負はPK戦へ。ここでも互いに譲らず、11人全員がキッカーとなる勝負は10-9とG大阪が薄氷を踏む準決勝進出となった。

新潟は初戦、ホームで苦手・浦和レッズを5-0で粉砕し、勝負あり。山崎亮平&指宿洋史の2トップはともに4ゴールと好調だ。2か月戦線離脱したラファエル・シルバも復帰戦となった準々決勝第1戦でゴールを奪った。ただ、第2戦は0-3と、初戦で見せた決定力が鳴りを潜めたのが気になる。次の準決勝では、試合によっての好不調の波をなくしたいところ。

『ナビスコ杯』準決勝・鹿島アントラーズ×ヴィッセル神戸は10月7日(水)・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場、11日(日)・カシマサッカースタジアム、ガンバ大阪×アルビレックス新潟は10月7日(水)・デンカビッグスワンスタジアム、11日(日)・万博記念競技場で開催される。キックオフ時間、チケット発売日は未定。続報を待ちたい。