10連休前後に振り込みや引き落としが集中しそうだ

5月1日が、新天皇の即位に伴って平成から新しい元号に変わる「国民の祝日」になったことで、今年のゴールデンウィーク(GW)は4月27日~5月6日まで10連休になる。金融庁は3月25日、多くの金融機関の店舗や窓口業務が休みになることから、口座残高を確認しておくなど余裕をもった対応をするように注意喚起を行った。

金融庁では、連休中もATMは通常の土日・祝日と同様に稼働できるように、各金融機関に現金補充の準備を進めるように促す。

一方で、金融機関ごとに引出限度額が設定されていたり、10連休中に通常以上の現金の利用が予定されたり、予定外の支出なども想定されるため、多額の現金が必要な場合は、事前にATMの利用限度額を引き上げておくなどの準備が必要だという。

また、月末と月初をまたぐことから、公共料金などの口座振替やクレジットカード、カードローンの引き落しなどの決済が連休の前後になることが想定されるため、利用者には引き落しの予定日や金額のほか、口座残高を確認するように促す。

さらに、税金の納付など窓口での手続きは連休前後に集中することが予想されるため、早めに済ませるなど余裕を持って準備したい。

証券取引所や証券会社の窓口も10連休になる予定で、国内の株式の取引ができない。10連休中の海外市場の状況や内外のイベント発生などにより、連休明けの国内市場が影響を受け、取引量や価格水準が変化する可能性がある。

なお、証券会社のインターネット取引では、外国株式の取引やFX取引、株価指数先物取引などができる場合があるので、各証券会社などのホームページなどで確認しておきたい。