『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』に出演したローガン・ラーマンとガブリエラ・ワイルド

『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が手がける冒険大作『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』が28日(金)から日本公開されるのを前に、主人公ダルタニアンを演じたローガン・ラーマンと、彼が恋に落ちる王女の侍女・コンスタンスを演じたガブリエラ・ワイルドが来日し、インタビューに応じた。

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本作は、フランス王の銃士隊に憧れて、パリにやってきた若者ダルタニアンと、銃士隊の花形である三銃士のアトス、ポルトス、アラミスが、王宮を揺るがす英国側の陰謀に立ち向かう姿を描く。ミラ・ジョヴォヴィッチが謎だらけの美女・ミレディを、オーランド・ブルームが物語の鍵を握るイギリス宰相・バッキンガム公爵を演じている。

本作は3D版でも上映され、多くのデジタルショットを駆使したこれまでにないダイナミックな『三銃士』だ。しかし、本作はVFXだけじゃない“冒険活劇のアナログ的な面白さ”にもこだわった。脚本を『ブリジット・ジョーンズの日記』のアンドリュー・デイヴィスが担当。ラーマンも「脚本にしっかりとドラマが描かれているから、現場で俳優同士が話をしなくても自然とキャラクターの変化を演じることができた」といい、ワイルドも「撮影前にリハーサル時間がしっかりと用意されていたので、セリフ回しや疑問点を監督と話し合うことができた」と振り返る。さらにラーマンは劇中で華麗なソードアクションを披露。「前作の『パーシー・ジャクソン…』とは剣術のスタイルが違うから、ゼロからやり直しだったんだ。今回の方がはるかにスタントのシークエンスも複雑だしね。不安になることもあったけど、前作をやり遂げた経験が支えになったよ」。

そして、アンダーソン監督がこだわったロケ撮影も“デジタル”では決して再現できない見どころだ。本作では、ルーブルの庭園やロンドン塔、ノートルダム寺院など欧州を横断しながら撮影を敢行。ワイルドは「この物語の時代の人が本当に暮らしていたかもしれない場所で撮影できたことで、役にスッと入っていくのを助けてくれました。衣装も同じで、たとえばコルセットをつけることで立ち姿や身のこなしが変わる。それはとても大きなことでした」と振り返り、ラーマンも「こういう作品はとても準備が大変という面もある。でも、衣装を着て、ロケ地に立つことで“ひとつのカタチ”ができあがるんだ」と語る。

そして、物語のクライマックスを飾るのはVFX技術を駆使した壮大な飛行船バトルで、ラーマンも「この映画を“新しい三銃士”たらしめているのは飛行船だよ!まだ誰も観たことのない空中戦に注目してほしい」と力説する。本作は、昔ながらの冒険活劇の魅力と、VFX満載のアクションの両方が楽しめる作品のようで、ワイルドは「どんな年齢の観客でも必ずどこかに『楽しい!』と思えるポイントがあると思う」と笑顔で作品をPRした。

『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』
10月28日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー