五郎丸歩(ヤマハ発動機ジュビロ) (C) JRFU,2015(photo by Kenji Demura) 五郎丸歩(ヤマハ発動機ジュビロ) (C) JRFU,2015(photo by Kenji Demura)

エディージャパンの歴史的快挙に初めてラグビーの魅力に触れた人も多いことだろう。日本代表が、『ラグビーワールドカップ(RWC)』プールB最終戦・アメリカと対峙する前日(正確には2日前)、10月10日(土)に『ジャパンラグビー トップリーグ 2015-2016』のチケットが発売される。

イングランドでの仲間は、日本での敵に――。一躍時の人となった五郎丸歩(ヤマハ発動機)や強烈なキャプテンシーでジャパンを引っ張ったリーチ マイケル(東芝)、最前線で身体を張り続けた堀江翔太(パナソニック)らが、自軍のユニフォームに身を包み、覇権を争うのだ。

エディー・ジョーンズヘッドコーチのもと、新たな歴史を刻んだ日本代表31名のうち、28名がトップリーグに所属。日本代表だけではない。NTTドコモ入りした豪州代表のイズラエル・フォラウを筆頭に『RWC』で活躍するNZや豪州、南アフリカなど強豪国から新助っ人も続々やって来るのだ。

ここで日本代表選手の所属先を見てみたい。166cmのスクラムハーフ(SH)・田中史朗やサモア戦で鮮やかなトライを決めた山田章仁はパナソニックに属す。37歳にして96キャップを誇る大野均は東芝所属だ。日本の攻撃を組み立てた小野晃征と華麗なステップワークを見せた松島幸太朗はサントリーの一員である。無類の突破力を見せるアマナキ・レレィ・マフィはNTTコムのユニフォームを着る。

勢力図もおさらいしたい。2年連続3度目のトップリーグ優勝を果たしたパナソニックが王座に君臨する。トップリーグ2位と躍進し、『日本選手権』初優勝を果たしたのが清宮克幸監督率いるヤマハ発動機だ。3位には初代王座の神戸製鋼と最多優勝5回を誇る東芝が続く。昨季5位のサントリーは優勝3回、準優勝3回の実績を有す。

今季は『RWC』イヤーのため、16チームによる総当りリーグ戦からA・B各プールで8チームの総当りリーグ戦に変更になり、順位決定トーナメントで雌雄を決する。

注目の開幕カードは11月13日(金)・パナソニック×サントリー・秩父宮ラグビー場(東京)、11月14日(土)・リコー×NTTコム、東芝×クボタ・秩父宮、豊田自動織機×NEC、トヨタ自動車×ヤマハ発動機・パロマ瑞穂ラグビー場(愛知)、NTTドコモ×コカ・コーラ、近鉄×ホンダ・近鉄花園ラグビー場(大阪)、11月15日(日)・神戸製鋼×キヤノン・ユニバー記念競技場(兵庫)がラインナップ。

ちなみに五郎丸擁するヤマハ発動機は、11月21日(土)・豊田自動織機戦・ヤマハスタジアム(静岡)、28日(土)・NEC戦・エコパスタジアム(静岡)、12月6日(日)・コカ・コーラ戦・うまかな・よかなスタジアム(熊本)、12日(土)・NTTドコモ戦・ヤマハ、19日(土)・神戸製鋼戦・ヤマハ、26日(土)・キヤノン戦・秩父宮とプール戦を戦う。

『ジャパンラグビー トップリーグ 2015-2016』で日本代表戦士たちのプレーを観戦してみては?チケットは10月10日(土)午前10時より一般発売。