昨シーズン、創部84年目にして初優勝を手にしたJTのV2なるか、昨季準優勝のサントリーが王位に就くのか。また、堺、パナソニック、東レはV奪還に向け虎視眈々、豊田合成、ジェイテクト、FC東京も初優勝を目指す。10月31日(土)に開幕を迎える『2015/16 V・プレミアリーグ男子』は、そんな覇権争いもさることながら、イケメンが揃い熱を帯びている。
2014/15シーズン王者・JTは、最高殊勲選手賞を受賞した主将・越川優が女性ファンの声援を独り占めする。「昨年の結果は関係ありません。今シーズンは今シーズン。精一杯戦ってしっかりした結果を残し笑って終わりたい」と、今季の抱負を語る越川は、物怖じしないキャラクターとはじける笑顔が持ち味だ。さらに、甘いマスクから繰り出す打点が高くパワフルなスパイクが強みの八子大輔、昨季サーブ賞・ベスト6の実力と抜群のスタイルを兼ね備えるブラジルの大砲・ヴィソット・レアンドロらが人気を集める。
全日本男子「NEXT4」のひとりとして脚光を浴びた“プリンスオブバレーボール”柳田将洋、プロ2年目の山本湧と、今どきのイケメンを擁するサントリーは、惜しくも準Vとなった昨季をバネに飛躍を誓う。今年から主将に就任し渋さを増す栗山雅史は「柳田選手や山本選手、酒井(大祐)選手など新しい戦力を加え、去年よりも層が厚くなった」と語る。今季こそ、戦力でも人気でもJTに負けない。
V・プレミアリーグ開始以降、下位に甘んじていたものの、昨年は3位まで順位を上げた豊田合成は、紳士スマイルにうっとりするような肉体美が魅力の昨季得点王・イゴール・オムルチェン、どんぐり眼の絶対的守護神・古賀幸一郎、弟にしたくなるようなあどけなさとは裏腹に正確な技術を備える若手・傳田亮太と、戦力・容姿とも各ポジションにバランス良く揃っている。古賀は「昨年の3位以上の結果を得るためにしっかりとハードワークをして、シーズンを通して成長をしていきたい」と、初優勝を見据える。
昨年はノルウェーで8年間代表監督を務めた印東玄弥監督を招聘し、変革のシーズンとなった堺。新キャプテンに就任した爽やかイケメン・千々木駿介とともに、優しげな表情から放たれるパンチ力のあるスパイク・サーブが魅力のサウスポー・松岡祐太や、お茶目でかわいい“よこたん”こと横田一義らがチームを引っ張る。「監督の求める運動量、フィジカルで相手を上回るバレーをしっかりとチームでして、全力を尽くす」という言葉通り、イケメン同士の絆でファンのハートを鷲掴みにする。
後編へ続く。