坂本勇人(読売ジャイアンツ) (C)読売巨人軍

令和最初の『TOKYOシリーズ』である。読売ジャイアンツと東京ヤクルトスワローズが5月10日(金)~12日(日)・東京ドームで対峙する。

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それにしても、平成最後の『TOKYOシリーズ』は凄まじい激闘となった。4月23日・神宮球場で迎えた初戦は、序盤から点数を刻んでいった巨人が終盤になっても攻め手を緩めず8回に2点、9回に6点を叩き出した。投げては山口俊が8回1安打無失点の好投。9-0で大勝した。

続く第2戦も巨人打線は止まらず。2回にドライチ左腕・高橋優貴のタイムリー内野安打で先制すると、坂本勇人の3ラン、ビヤヌエバのソロアーチで主導権を握る。高橋が5回を5安打3四球と苦しみながらも何とか0封すると、6回表のビヤヌエバの2点タイムリーで勝負あり。7-2で巨人が連勝した。

本拠地でここまで全くいいところのなかったヤクルトだが、第3戦でこれまでのうっぷんを晴らす大爆発を見せた。3回裏無死一塁、エース菅野智之の放った低めのスライダーに2番・青木宣親がうまくバットを合わせて右翼へ運ぶと、続く山田哲人は甘く入ったスライダーを左翼中段へ。さらに4番バレンティンが時速146kmの内角直球を強振、左翼上段へ突き刺し、3連発を放ったのだ。その後も得点を重ね、菅野を3回1/3・7失点でマウンドから引きずり下ろすと、7回にも山田、バレンティンの連続アーチなどでふたケタ得点をマーク。11-2でヤクルトが借りを返したのだった。

『TOKYOシリーズ』だけではない。今季の直接対決は3勝3敗、互いに36得点を量産するなど乱打戦を繰り広げてきた。

ヤクルト投手陣に対し巨人の主軸は、坂本が打率.370・3本塁打、丸佳浩が.391・2本、岡本和真も.320・2発と相性はいい。ヤクルトの主軸の数字は、さらに上回る。G投に対し、青木.409・2ホームラン、山田.455・4本塁打、バレンティン.318・4ホーマーと圧倒的な数字を残している。

ただ、バレンティンは上半身のコンディション不良で現在、登録抹消中。明日5月10日(金)に最短で復帰を果たすか、注目される。また、坂本が10日(金)に開幕34試合連続出塁の球団記録を達成するかも話題を集める。

現在、20勝12敗1分の1位・巨人を19勝15敗2分の2位・ヤクルトが2ゲーム差で追う展開である。そう、平成最後の『TOKYOシリーズ』と同様に、令和最初の『TOKYOシリーズ』も首位攻防戦となるのだ。

『TOKYOシリーズ』第2弾は5月10日(金)~12日(日)・東京ドームにてプレーボール。今回も巨人は胸にTOKYOの文字が躍るグレーのビジターユニホームを、ヤクルトは2019TOKYO燕パワーユニホームを着用して試合に臨む。さらには、10日(金)には来場者全員に巨人のレプリカユニホームのプレゼントも行われる。チケット発売中。