4.不機嫌になる

妻の不機嫌に関する不満を抱いている夫も多いようです。

  • 「うちの妻はよく不機嫌になるんですが、その醸し出す空気感がスゴイ。家に帰って妻が不機嫌だと会社に戻りたくなる。子どもに当たるときもあって、可哀想だからやめてほしい」(33歳・営業)
  • 「自分の気に入らないことを言われたり、僕が妻の気に入らないことをすると、ムッツリと不機嫌になり、まともな会話ができない。もうちょっと大人になれないものかと思う」(40歳・会社経営)

人間なので、どうしても機嫌が悪くなってしまうときはあります。他ならぬ夫が原因で機嫌が悪くなっていることもあるでしょう。

妻としては、何も言わず、ガマンして耐えているつもりでも、不機嫌が漏れ出してしまっていることはよくあるようです。

そして、その不機嫌が家庭内の空気をずんと重く、暗くしていることも…。気を付けたいものです。

<妻の対処法>

不機嫌が出てしまうのは、周囲に対して『甘えている』証拠でもあります。

自分の機嫌を良くできるのは、夫でも子どもでもありません。自分自身です。

「家に帰りたくないなあ…」と夫に思われないよう、夫が帰ってくる時間には気持ちを切り替えておきましょう。

夫に対して怒っていて不機嫌になっているなら、表情や態度で表すのではなく、言葉で伝えるようにしましょう。

妻としては「これぐらい察してほしい」「言わなくても分かってほしい」という気持ちがあるかもしれませんが、「どうしてほしいか?」というのは、ちゃんと口に出して言わないと、なかなか伝わらないものです。

5.スマホ依存

今はスマホが手放せない時代。そんなスマホとの付き合いに関しても、意見が出ていました。

  • 「保護者会のLINEのやり取りなども多いと言うが、スマホばかりいじってないで、もう少し子どもとコミュニケーションを取ってほしい。子どもが『ママは自分に関心ないのでは?』と思わないか心配」(48歳・医療関係)

スマホやテレビばかりを見ている夫に対して不満を募らせている妻は多いですが、逆に『スマホばかりを見ている妻』に対して夫が不満を抱いているケースも、少なからずあるようです。

ママになると、確かにママ友や保護者会、PTAなどのやり取りが頻繁になりますよね。

家族と過ごしている時間も、LINEのやり取りなどに集中してしまっている方も多いかもしれません。

そういう姿が頻繁に見られるのは、家庭内において悪影響が多そうです。気を付けたいですね。

<妻の対処法>

LINEのやり取りは、早急に対応が必要なもの以外は後回しに。子どもや夫とのコミュニケーションを大事にしましょう。

今は子どもにスマホを持たせていない家庭でも、そのうち持たせるようなこともあるでしょう。

子どもをスマホ依存にしたくなければ、母親である自分自身も、『スマホとの上手な付き合い方』を今のうちから考え実行することが必要ではないかと思います。

その他、「自分(夫側)の両親に対して塩対応過ぎる」「出かけるときに準備に時間がかかり過ぎる」「子どもに習い事をさせ過ぎではないか」「夜の生活を拒否される」などもありました。

特筆したいのは、妻のコミュニケーションに関しての不満が圧倒的に多かったこと。

『妻の見た目』や『料理の味』、『掃除や整理整頓の仕方』に関することは、今回お話を伺った中で一切出ませんでした。

夫とのコミュニケーションの改善の参考にしていただければと思います。

3万人を超える人の悩みを解決するコーチ&カウンセラーとして活躍。 2010年、その経験を活かしてコミュニケーション心理スキルを紹介する、コミュニケーションライターとして独立。一般社団法人日本聴き方協会認定シニアインストラクター・認定シニアカウンセラー。 [ブログ]