赤ちゃんの離乳食を5分で調理する電気圧力なべ

生後半年もすると、赤ちゃんは離乳食を食べるころ。泣く赤ちゃんを抱っこしながらあやしたり、ミルクをつくったり何かと忙しい中、離乳食づくりは思った以上に大変だ。そんなとき、電気圧力なべを使えば、具材をなべに入れてボタンを押すだけ。わずか5分の調理時間で離乳食をつくることができる。

圧力なべというと、圧力弁から蒸気がプシューと勢いよく出て、赤ちゃんがびっくりするのではないかとイメージしがちだが、パナソニックが7月1日から発売する「電気圧力なべ SR-MP300」は、本体のふたの上部にある「重り」を「密閉」にすれば蒸気はなべの中にとじこめられるため音が出ない。

電気で火を使わないから、1歳や2歳になって歩き始めた後も安心して使えるのがうれしい。しかも、1.7気圧の加圧調理は時短につながるのもうれしい。

製品に同梱のレシピビックのメニューを監修した料理家・みないきぬこ先生がおススメする、離乳食の簡単レシピを紹介しよう。

最初の準備としては白米大さじ2を洗い、大さじ2の水を入れた小型の耐熱容器に30分以上つけておく。野菜(かぼちゃ、にんじん、じゃがいもなど)30gと白身魚20g、塩水で洗って血抜きしたレバー20gは、それぞれ三つの別の小型耐熱容器に入れる。

電気圧力なべに付属の蒸し板を敷き、100mlの蒸し水を入れてから、白米と野菜など四つの耐熱容器を並べる。

後はふたを閉めて、重りを「密閉」に合わせて「圧力調理/5分」でボタンを押して待つだけ。圧力表示ピンが下がったら、「取消/切」ボタンを押してふたを開ける。

化学調味料や着色料を一切使わず、栄養のバランスもしっかりとれる離乳食の出来上がりだ。

もちろん、離乳食以外の圧力調理や無水調理ができるので、大人のおかずをつくるときも役立つ。「豚の角煮」なら通常のガス式圧力なべで240分かかるところを4分の1の約60分で仕上がる。

同梱のレシピブックには計80レシピが掲載。圧力メニューのほか自動メニューや無水調理、低温調理など豊富なメニューが楽しめる。SR-MP300の価格はオープンで、税別の実勢価格は3万円前後の見込み。