長澤和輝(浦和レッズ) (C)J.LEAGUE

『ACL2019』のいい流れを繋ぐのは浦和レッズか、サンフレッチェ広島か。『明治安田生命J1リーグ』第13節で両クラブが激突する。

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5月21日、浦和はホームで北京国安に3-0の完勝し、グループG2位となり、決勝トーナメント進出を決めた。前節すでにグループステージ突破を決めている広島はリーグ戦から7人の先発を入れ替えながら5月22日、敵地でメルボルン・ビクトリーに3-1の勝利。5連勝でグループF1位突破となった。

鹿島アントラーズとともにアジアの戦いで存在感を発揮している浦和と広島だが、国内の戦いに目を移すと足踏みが続く。浦和は3連敗、広島は5連敗中である。ともに5勝2分5敗の勝点17、五分の星まで後退してきた。首位・FC東京は未だに無敗で勝点30まで伸ばしている。浦和と広島はそろそろ悪い流れを断ち切り、浮上のキッカケを掴みたいところ。

両軍の指揮官は『ACL』後に期待を寄せていた。『ACL』グループステージ最終節後、オズワルド・オリヴェイラ監督が「大きなきっかけになると信じている。キャンプでトレーニングをできない選手が何人かいて、同レベルでプレーできる替えがいない状況だった。今その選手たちは上がってきている」と言えば、城福浩監督も「我々はリーグで得点力不足が課題になっているが、このゲームでしっかりと課題を解決しようということで臨んだ。別のチームではなく、チームが一体となってシーズンを乗り越えていくための大事なゲームだと捉えた。そういう意味では3点取れたことは非常に評価できる」と手応えを口にした。

選手たちも自信を取り戻した。MF柏木陽介の負傷によって交代出場し、1ゴール1アシストの活躍を見せた長澤和輝が「まずは守備でしっかり入ること、そして取りにいくこと、取った時にどんどん飛び出していくことがうまくハマった。それが今日、チームとして良かった要因」と語れば、3点目を決めた興梠慎三も「前からアグレッシブに守備ができた。今まで得点してから引いて守ることが多かったが、今日は3点目を取りにいった。そういう考えは今までなかった」と前を向いた。

広島も1ゴール1アシストの森島司が「得点が自分に1番足りないところだと思っていたので、取れて良かった。得点は今このチームが1番意識しているところで、今日はどんな形でもいいから点を取りにいこうとみんなで話していた。良いきっかけになって、リーグでも点が取れれば」と喜んだ。

『ACL』の勝利をターニングポイントにし、連敗を止めるのには浦和か、広島か。第13節・浦和×広島は5月26日(日)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。チケット発売中。