ロン・ハワード監督が実話を基に描く映画『白鯨との闘い』のポスタービジュアルと予告編映像が解禁された。『ビューティフル・マインド』『フロスト×ニクソン』で2度のアカデミー賞受賞経験を持つハワード監督が「こんなすごい話は滅多に出会えないよ。この物語を、多くの人に伝えたいと心から思ったんだ」と語る本作は、2016年のアカデミー賞レースの大本命として、各方面から大きな期待が寄せられている。

その他の画像/予告編が解禁

本作は、メルヴィルの冒険小説『白鯨』の元ネタになった実話を、クリス・ヘムズワース主演で映画化するもの。“捕鯨”が一大産業だった19世紀に、太平洋のど真ん中で体長30メートルの巨大鯨に激突され、船を沈められてしまった捕鯨船の乗組員たちが辿る数奇な運命が描かれる。

予告編の冒頭では、大海原とエセックス号で海に繰り出した乗組員たちの捕鯨シーンが臨場感たっぷりに描かれる。そんな中、彼らの船は突然、姿を現した巨大な“鯨”に体当たりされ転覆し、何人かは海に放り出されてしまう。船が大破するも、生き延びた数人の乗組員たちは、僅かな食料と飲み水を頼りに陸を目指すが、船を襲った鯨は、まるで何かを試すかのように何度も現れては彼らを追い詰めていく……。

海で遭難し、愛する家族のもとへ帰るため必死に状況を打開しようと苦闘する彼ら。ポスターのキャッチコピーにある彼らが下す“究極の決断”とは何か? 先の見えない漂流生活と、鯨との死闘の果てには、いったいどんな結末が待っているのか?

「これはもちろん真実のストーリーだ。同時に、カッコ良くて、現代的で、巨大なスクリーンで観る価値のある物語でもある」とハワード監督が語るように、本作は観客の度肝を抜くリアリティのある描写だけでなく、生死をさまよう絶望の状況下で描かれる人間模様、そして彼らの“究極の決断”を、真実に基づき丁寧に描いた重厚なヒューマンドラマが展開されるようだ。

『白鯨との闘い』
2016年1月16日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー

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