左から、森田桐矢、本田礼生 左から、森田桐矢、本田礼生

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンの青学(せいがく)・菊丸英二役の本田礼生と山吹・千石清純役の森田桐矢が初顔合わせ。チームのムードメーカー的なふたりの、ここだけの話(?)を本邦初公開!

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──お互いの自己紹介と呼び名を教えてください。
本田:アクロバットが得意でゲームが大好きです。礼生とか礼生くんと呼ばれることが多いです。
森田:僕もゲームが好きなので対戦したいです! 桐矢と呼んでください。
──おふたりは初顔合わせということで、この機会に質問などあれば。
森田:これから迎える稽古に向けて、準備すべきことをお聞きしたいです!
本田:基本的な事なんだけれど、役を追求することかな。千石として「こういう時はどうする?」と聞かれたらすぐに答えられるくらい、もうひとりの自分を形成出来るくらいに。これはもう、どこまで追いかけてもキリがないけど……。さらに原作では描かれないコマとコマの間も演じるので、例えば僕は10分間だけ役になりきって過ごしてみる、といったことをやります。
森田:役で日常を過ごす?
本田:そう!役としてリアクションすることは、そのまま舞台のベンチワークにも役立つから。
──試合中の各校のベンチのやり取りもテニミュの見どころです。
本田:千石も山吹のムードメーカーとしてベンチでの動きも重要になると思うので、演じる楽しみがあるんじゃないかな。むしろ、率先して動かないと静かなベンチになっちゃうかも……。
森田:それはすごく役としてやり甲斐がありそう!
本田:そう。そのためにも、あとはスタミナ!
森田:……今、そこがとても不安なので、決まってからはとにかく走っています。改めて、憧れでテニミュを観ていたときとはちがって、次に自分が舞台に立つことを意識して観ると、今の青学は本当にすごいと思うので、改めて意識を高く臨みたいと思います。
本田:ただ、僕らはバチバチに戦うけれど舞台を一緒に作り上げる共演者でもあるので、わからないことは何でも聴いてね。
森田:はい!
──最後に一言、お願いします。
森田:山吹は最初の顔合わせからすぐに仲良くなれて、今、稽古以外で集まってミーティングをするほど、いい関係を作れているので、全員で青学に食らいついていきます。山吹公演はクリスマス、年末年始、バレンタインデーとイベントの季節が続くので、その間、お客様と一緒に楽しく過ごしたいです。
本田:青学は越前リョーマ役の(古田)一紀を筆頭に負けず嫌いの集団なので個々の魅力だけでなく、集まってこその魅力も感じてほしいです。僕ら黄金(ゴールデン)ペアに関しては聖ルドルフ公演が新たな一歩につながったので、次の試合に挑む姿に注目してください!

彼らが集うミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs山吹は、同作の主人公・越前リョーマの誕生日、12月24日(木)に東京・TOKYO DOME CITY HALLで初日を迎える。

取材・文/おーちようこ