(画像左から)田中尚輝、國島直希 撮影 川野結李歌 (画像左から)田中尚輝、國島直希 撮影 川野結李歌

乙女ゲームシリーズ『Starry☆Sky』が誕生10周年を迎えて舞台化され、2019年7月に品川プリンスホテル クラブeX(東京都港区)にて上演される。七海哉太役を演じる田中尚輝と、東月錫也役を演じる國島直希に本作への意気込みを聞いた。

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『Starry☆Sky』はドラマCDや乙女ゲームなどからなる女性向けメディアミックス作品シリーズ。天文に関する知識を教える「星月学園」を舞台に、唯一の女子生徒が主人公となり、十三星座の性格特徴を持つ男性キャラクターたちとの恋愛を描く作品だ。

本作は、原作シリーズに倣い、公演日によってエンディングが変わるという。田中は「日によってエンディングが違うと、毎回新鮮な気持ちで芝居ができるし、楽しい」と話し、國島は「どういう風になるのか分からない部分も多いけれど、何度も見られるので、お客様にも楽しんでいただけると思う」。

初共演となる田中と國島。お互いの第1印象について、田中は「素から優しそうなオーラが漂っていた」、國島は「(実際の年齢はひとつ下だが)年上だと思っていた。すごくしっかりしている」と話す。

“2.5次元”の舞台に初挑戦する國島は「最初は不安が大きく、セリフや動きも2次元だから成立するのかな、本当に整合性がとれるのかなと心配した。でも、この衣装やカツラを身につけて、これなら受け入れてもらえるかもしれないと思って」と率直な思いを話す。アニメが好きで100作品以上鑑賞してきたという國島は「アニメ好きという点では誰にも負けないと思う。『Starry☆Sky』が好きな方も納得してくださるよう、自分ならではのことができたらいいなと思っています」。

一方、“2.5次元”の舞台出演経験も多い田中は「毎回どうキャラクターと寄り添うか、とても悩む。2.5次元舞台の魅力は、ゲームやアニメでは見えなかったキャラクターの関係性などを生で見られること。原作の裏で俺たちはこうやって時間を生きてきたということを表現できるのが素敵だと思う」と語ってくれた。そして、「たくさんの方が愛している作品なので、その期待を上回るような作品にしたい」と思いを述べた。

公演は7月10日(水)から15日(月)までの全10公演。脚本・錦織伊代、演出・松崎史也。出演は田中と國島のほか、糸川耀士郎、越智友己、古谷大和、橘りょう、青木一馬、輝山立、丸山ナオ、杉江優篤、高本学、桜庭大翔、榊原徹士、竹井未来望、阿瀬川健太、佐藤和斗、瑞野史人、高橋凌。チケットぴあでは現在先行先着販売を実施中。チケット一般発売は6月8日(土)10時より。

取材・文:五月女菜穂