外国映画輸入配給協会発足50年記念式典

一般社団法人外国映画輸入配給協会(外配協)が今年で発足50年を迎えるにあたり、11日に都内で記念式典が開催され、外国映画ベストサポーター賞を受賞したAKB48の前田敦子と、東京大学大学院法学政治学研究科教授の藤原帰一氏が登壇した。

記念式典の模様

外国映画ベストサポーター賞は、世界各国の映画を日本に普及させる活動を行なっている外配協が本年度のみ選出するもので、数々の外国映画を人々に紹介してきたふたりの功績を称えて賞が贈られた。

トロフィーを受け取った藤原氏は、絶対観ておくべき作品としてカール・テオドール・ドライヤー監督の『裁かるゝジャンヌ』や、オーソン・ウェルズ監督の『市民ケーン』『黒い罠』をあげ、さらに「いち映画ファンとしては誰がなんと言おうと、『カサブランカ』は映画の基本」と熱く語った。

自身のブログに鑑賞した作品の感想を載せているという前田は、最近観た作品に『ヒューゴの不思議な発明』と『アーティスト』をあげ、「劇場にも行きますし、DVDプレーヤーを持ち歩いたりして、多いときは週に5本観ることもあります」とコメント。映画を観るときは「撮られる側の考えや、アングルについて観てしまう」と語り「外国映画には夢がいっぱい詰まっていて、いろんな夢を見させてくれます。ぜひスクリーンで観てください」と呼びかけた。