『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』プレミアイベントの模様

12月18日の全国一斉公開を間近に控える『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のプレミアイベントが12月10日に、東京・六本木ヒルズアリーナで開催された。来日中のJ.J.エイブラムス監督、レイ役のデイジー・リドリー、フィン役のジョン・ボイエガ、カイロ・レン役のアダム・ドライバーが駆けつけ、日本のファン約1000人が熱烈歓迎。リドリーは流ちょうな日本語で、「フォースと共にあらんことを」と挨拶し、数日後に迫った“覚醒”に胸を高鳴らせた。

『スター・ウォーズ』プレミアイベントその他の写真

「ハロー、トウキョウ。暖かい歓迎をありがとう」とファンに感謝を述べたエイブラムス監督は、「僕らが大好きなスター・ウォーズの“ユニバース”を舞台に、まったく新しい物語を描いたんだ。アクションや冒険、コミカルな場面もあるし、何より熱いハートをこめた作品。今日ここにいるキャストたちも、素晴らしい仕事をしてくれた」と誰よりも公開が待ちきれない様子だった。

また、“創造主”であるジョージ・ルーカスについて「黒澤明監督に影響を受けていた」と語ると、「それは僕も同じなんだ。今回、映画を撮るにあたって、過去の黒澤作品を見返したほど。少なからず影響は受けている」と日本文化の影響を“受け継いだ”と語った。

今年春に行われたキックオフイベントに続き、2度目の来日を果たしたリドリーは、「また日本に来られて嬉しいです」と再び日本語を披露。相棒となるドロイド“BB-8”について、「とにかくキュートで、マシンとは思えないほど人間的。もちろん、物語の重要なカギを握っている」とベタ惚れだ。一方、ボイエガとドライバーにとっては、初の来日キャンペーンで「コンニチハ!東京に来ることができて、とても嬉しい」(ボイエガ)、「作品に影響を与えた日本に来られるなんて、とてもエキサイティングだね。運命を感じるよ」(ドライバー)と感激していた。

この日はファン1000人に加えて、テレビカメラ100台、スチールカメラ120台、記者50人を含めた総勢500人のマスコミが取材に駆けつけ、新たな『スター・ウォーズ』現象の過熱ぶりを証明した。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
12月18日(金) 全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼