「GIANT KILLING」の達海猛監督を起用したメインビジュアルの第2弾 「GIANT KILLING」の達海猛監督を起用したメインビジュアルの第2弾

『第95回 天皇杯全日本サッカー選手権大会』が、いよいよ大詰めを迎える。残る2戦で、王者が決まるのだ。12月29日(火)・準決勝の組み合わせは、浦和レッズ×柏レイソル(味の素スタジアム)、ガンバ大阪×サンフレッチェ広島(ヤンマースタジアム長居)となった。

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浦和はヴィッセル神戸との8強戦を3-0で圧勝した。まるで赤子の手をひねるように、神戸の守備陣を揺さぶった。まずは、FW・李忠成のスルーパスに反応した興梠慎三が左足一閃。さらにその3分後には1点目をアシストした李がループシュートで追加点をあげた。前半32分、神戸のDF・三原雅俊が2枚目のイエローカードで退場すると、MF・宇賀神友弥のダメ押し弾で前半のうちに試合を決め、9大会ぶりのベスト4入りを果たした。

対する柏は、ベガルタ仙台のホームに乗り込み土壇場を制した。MF・秋野央樹の退場により数的不利を強いられる中、今季リーグ戦14得点のクリスティアーノが直接FKでハットトリックという偉業を成し遂げた。2-2で迎えた延長戦開始早々に失点を喫するも、終了間際の116分・クリスティアーノの右足が火を噴き、望みを繋いだ。PK戦では豪胆さを見せた。キッカー全員がきっちりと決め、優勝した2012年以来3大会ぶりの準決勝進出となった。

G大阪はラスト万博できっちりと勝ち星をあげた。MF・倉田秋からのロングパスをピタリとトラップし、すぐさま左足を振りぬいた宇佐美貴史の技ありゴールで先制。後半初めにはサガン鳥栖の波状攻撃に苦しめられながらも、宇佐美は79分に2点目をマークし、1分後に決まったFW・長沢駿のゴールをアシストした。9月26日の『明治安田生命J1リーグ』2ndステージ第12節以降得点から遠のいていたエースの活躍で、2連覇へ一歩近づいた。

一方の広島は、FC東京の粘り腰を振り切った。前半37分、FC東京に自慢の鉄壁をこじ開けられ先制を許したが、61分にスピードスター・浅野拓磨を投入すると状況は一変。退場者を出した敵の隙を突きMF・柏好文が上げたクロスを、浅野が打点の高いヘッドで合わせた。そして、1-1で迎えた延長前半終了間際、またも浅野が頭で逆転弾を産んだのだ。最終的に9人となったFC東京の追撃を抑え、2冠達成にむけ士気を高めた。

準決勝を勝ち抜き、元日決勝へと駒を進めるのは果たして。12月29日(火)・『天皇杯』準決勝のチケットは、2016年1月1日(金・祝)・決勝とともに発売中。