むら食いする子どもが気になる時は

食べたり、食べなかったり、食べたと思ったら同じおかずばかり! 子どものむら食い、気になりますよね。できればやめさせたい、と思ってしまうことでしょう。

ですが、栄養の面でいえば、むら食いをしても、1日に食べる総量はさほど変わりませんから、大丈夫なのだそうです。

それよりも、ごはんそっちのけで、好きなおかずしか食べないのは、これはいくらなんでもいけない・・・と思いますか? 

実は、食欲には、「空腹だからエネルギーを摂りたい」というものとは別に「美味しいものをいっぱい食べたい」という種類の食欲もあるそうです。

4歳以下の子どもが、美味しいと感じたものばかりを食べて他のものを食べず、結果的におなかいっぱいになってしまうことが多いのは、後者の食欲が止められないからなのでしょう。

4歳を過ぎると、「好きなものばかりではなくて、他のものも食べよう」という抑制機能が働き始めます。

子どもの食べ方に振り回されて疲れてしまうよりは、子どもの食べたいものを食べさせても、それほど問題はないと知ったうえで、用意する食べ物に気をつければいいのではないでしょうか。

親が自分にも”テキトー“でOK!

最後に、親が自分にできる”テキトー”をひとつ。

ちゃんと睡眠はとれていますか? 子育てにおいては、家事よりもなによりも、なにはなくとも睡眠を確保することが、パフォーマンス向上にも、精神衛生上にも、健康面でも欠かせないことなのです。

子どもとの生活は、時に緊急の判断が求められることがあります。睡眠不足だと、判断が鈍って危険です。

免疫力が落ちますから、体調を崩しやすくなります。

また、言うまでもないことですが、眠いのにやらなくてはならないと思うと、イライラもつのります。

つまり、睡眠をおろそかにして、いいことはひとつもないのです!

子どもと寝落ち、大いにオッケーです。朝までぐっすり、イライラせずに、たまった家事は後回しでもいいのではないでしょうか。

こんなにがんばっているのに、子どもには通じない・・・と嘆くママがいたら、ぜひ、本書の一読をオススメします。

もしかしたら、親のがんばりに子どもの伸びは比例しないのかもしれません。反対に、よりリラックスした親に育てられた子どもの方が、より自立して、自分の能力を伸ばせるとしたら、”テキトー子育て”、やらない手はないかもしれませんよ。