写真左よりパナソニック ワイルドナイツ・堀江翔太主将、ロビー・ディーンズ監督、東芝ブレイブルーパス・冨岡鉄平監督、森田佳寿主将 写真左よりパナソニック ワイルドナイツ・堀江翔太主将、ロビー・ディーンズ監督、東芝ブレイブルーパス・冨岡鉄平監督、森田佳寿主将

1月18日、ジャパンラグビートップリーグ2015-2016『LIXIL CUP 2016』ファイナルの記者会見が行われた。3年連続4回目の優勝を目指すパナソニックと6年ぶり6度目の優勝を狙う東芝の両監督・主将が出席した。

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パナソニックのロビー・ディーンズ監督が「我々は決勝を楽しみにしているし、ファンに楽しんでもらえると思う。ファイナルにふさわしい戦いになることは間違いない。最後にどちらかが笑うことになるだろう」と言えば、東芝・冨岡鉄平監督は「ラグビーに番狂わせはないと言われているが、本当に力がある2チームが残った。この2チームはどちらが勝っても勝者にふさわしい。ファイナルらしい試合をしたい。そして最後に笑いたい」とキッパリ。

両主将は次のように語った。
「東芝はメンタルが非常に強い。気持ちで負けたら、やられてしまう。この2チームならば絶対いいゲームになる。やっている僕らは苦しいが、僕らが苦しいゲームほど、ファンには楽しい。(リーグ戦は)引き分けだったので、決着をつけたい」(パナソニック・堀江翔太主将)
「パナソニックはV2にふさわしい素晴らしいチーム。今年も素晴らしいチームに仕上がっている。我々は追いつこうと一歩一歩進み、ここまできた。一つひとつのプレーが80分間の結果になる。勝利へかける思いは我々が一番だと思っている」(東芝・森田佳寿主将)

監督に警戒する相手選手について質問が飛ぶと、こう答えた。
「(ベリック・)バーンズが怪我したが、厄介な選手が出てきた(ヘイデン・パーカー)。フミ(田中史朗)も最後は締めてくる。ハーフのふたりを気持ちよくプレーさせるか、我々がプレッシャーをかけられるのかが重要」(冨岡監督)
「リーチ マイケルとリチャード・カフイ。このふたりにボールを好きなように動かされるとまずいことになる」(ディーンズ監督)

東芝には負けられない理由がある。冨岡監督は「昨年、不正会計があり、信用回復のために全社員ががんばっている。我々ラグビー部ができることは勝ち続けること」と胸の内を明かした。もちろん、パナソニックもタイトルを譲るつもりはさらさらない。堀江は「3連覇とか初優勝とか関係なく、ここまで来たら、ただ勝ちたい。優勝したい」とストレートな言葉を発した。

『LIXIL CUP 2016』決勝・パナソニック×東芝は1月24日(日)・秩父宮ラグビー場でキックオフ。同日・同所にて3位決定戦・ヤマハ発動機×神戸製鋼も開催。チケットは予定枚数終了。また、パナソニック×東芝の勝者は帝京大との『第53回日本選手権』(1月31日(日)・秩父宮ラグビー場)に臨む。こちらのチケットは発売中。