『Black & White/ブラック & ホワイト』を手がけたマックG監督

『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのマックG監督の最新作『Black & White/ブラック & ホワイト』が日本公開されるのを記念して、監督本人が電話インタビューに応じた。

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本作は、堅い絆で結ばれたCIAのトップ・エージェントのふたりが、偶然にもひとりの女性を好きになってしまったことから、彼女を我がものにするべく、それぞれがCIAとしての職権をフル活用し、壮絶なバトルを繰り広げるロマンティックなアクション大作。『スター・トレック』『アンストッパブル』のクリス・パイン、『インセプション』のトム・ハーディ、『キューティ・ブロンド』のリース・ウィザースプーンが出演している。

軽快な会話、適度にデフォルメされたキャラクター、ツボをおさえた選曲、そしてハイテンションなアクション。マックG監督は重厚なSF作品よりも、本作のようなロマンティックな要素のあるエンターテインメント作品でその本領を発揮する。「このジャンルは僕も一番好きなジャンルなので、アクションとコメディのバランスをしっかりとりたいと思った。過去の映画でいうなら『トゥルーライズ』や『Mr.&Mrs.スミス』のような映画を作ることができれば、と思ったんだ」。

そんな、マックG監督の前に強力な援軍が登場した。プロデューサーを務めたウィル・スミスだ。「ウィルは主に準備の段階に関わり、彼のパートナーであるジェームズ・ラシターが全工程に関わってくれた。ウィルには自分が何をやり遂げようとしているか話をして、アドバイスをもらったよ。僕と彼は“人々が共感できる映画が好き”という点で意見が一致しているんだ」。万全のサポート体制を得た監督が目指したのは曰く「アクションは正確に、ロマンスはセクシーに、笑いはシャープに」。それが“マックG流”のエンターテインメントだ。

ところで、監督はひとりの女性を巡って友人とバトルを展開した経験があるのだろうか? 「残念なことに僕が好きになった女性が、僕の友人を好きだったという経験を何度もしているんだ。僕は子供時代、背が低くて小さかった。その反面、イマジネーション豊富な子供だったけど、たまたま僕の友人はみんなイケメン揃いで、女性はそっちの方に寄って行ってしまったんだ」。ちなみに現在、マックG監督は女優のブリジット・モイナハンと交際中。関係は良好な様子なのでご心配なく。

『Black & White/ブラック & ホワイト』
4月20日(金) TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
※4月18日(水)先行上映