『パディントン』

公開中の映画『パディントン』でニコール・キッドマンが謎の美女ミリセントを演じている。幼少期から『くまのパディントン』を読んで育ったという彼女は、深い愛情と入念な準備を携えて撮影現場に入ったようだ。彼女が語るインタビュー映像が公開になった。

インタビュー映像

本作の主人公パディントンは、ペルーのジャングルからロンドンにやってきた紳士なクマで、パディントン駅で出会った人間のブラウンさん一家のもとで暮らすことになるが、謎の美女ミリセントがパディントンを執拗に追いかけるようになり、パディントンとブラウンさん一家は騒動に巻き込まれる。

ミリセントは剥製師で、愛らしいパディントンを剥製にするべく執拗に追い続ける。なぜ、彼女はパディントンを剥製にしたいのか? そのことも劇中で次第に明らかになっていく。「悪役はカラフルで大好き」と笑顔を見せるキッドマンは、幼少期から本作の原作になった児童書の大ファンで、脚本と監督を気に入り、役を引き受けた。

彼女は映像で、映画に出演する際にはまず「作品に合わせて外見を変えてもらう」と語る。「俳優学校で学んだことよ。“俳優の身体とは、キャラクターを創造するために、作り変えられるものだ”と教わった」。思い返せば、キッドマンは圧倒的な美貌を持ちながら、作品ごとに大胆に見た目を変えている。アカデミー主演女優賞を受賞した『めぐりあう時間たち』ではつけ鼻をつけて顔の印象を変え、『記憶の刺』ではヘアスタイルをベリーショートに、『ペーパーボーイ 真夏の引力』では髪型とメイクを工夫してド派手な金髪美女を演じた。本作でも自身のアイデアやスタッフの意見を基に外見が決定されたようで、劇中ではミリセントの様々な衣装、スタイルを楽しむことができる。

そんなキッドマンが思わず「なんてカワイイの」と声をあげたのが、本作のクマのパディントンの外見だ。原作のイラストやグッズで様々なビジュアルが描かれてきたパディントンだが、映画では『ハリー・ポッター』シリーズを手がけたスタッフが映像化を担当。表情豊かで、キビキビと動くパディントンについてキッドマンは驚きの声をあげている。

『パディントン』
公開中


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