『ズートピア』USプレミアの模様

ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ズートピア』のUSプレミアが現地時間17日に、LAのエル・キャピタン・シアターで行われ、バイロン・ハワード監督、リッチ・ムーア監督、製作総指揮を務めたジョン・ラセター、プロデューサーのクラーク・スペンサー、キャストだけでなく主題歌も担当したシャキーラなど豪華なメンバーが顔を揃えた。

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本作は、様々な動物たちが暮らす理想のハイテク都市“ズートピア”を舞台に、一人前の警官になることを夢見るウサギのジュディと、キツネの詐欺師ニックが、ズートピアの運命を左右する大事件の解明に挑む物語で、『アナと雪の女王』『ベイマックス』などヒット作を連発しているディズニー・アニメーション・スタジオが長い時間をかけ、万全の体制で完成させた作品だ。

ムーア監督は「僕たちはズートピアのキャラクターは、実際の自然界の動物たちの寸尺と合わせるって決めたんだ。僕たちはこれまでになかった動物映画を作りたかったんだ」と振り返り、「アナやエルサのようにみんながジュディを好きになってほしいよ。きっと大人気になるよ」とコメント。また、ハワード監督は「いろんな世界中の都市をリサーチしたんだ。アジアの都市では香港や東京、またバルセロナやパリもね。とにかく驚くと思うよ」と、物語の舞台になっているハイテク都市の描写に自信を見せた。

また、“ズートピア”柄のアロハで登場したラセターは「とにかく、すごく楽しい映画になっているよ。特に日本のみなさんはすごく気に入ってくれると思う。この映画はまさに日本ためにつくられたようなものさ!」と笑みを見せ、劇中に登場するナマケモノのシーンを自分で演じて見せるなど、映画の完成を喜んだ。また「私自身、完璧にガゼルのキャラクターに共感したし、さらにはジュディにも共感した」というシャキーラは「たくさんの困難や乗り越えないといけないものもあったけれどね。この曲も映画もそういった内容なのよ。だから、すごくパワフルなメッセージが込められていると思うわ」と語った。

今回のプレミアにあわせて日本でも劇中のナマケモノの登場シーンの映像が公開になった。ズートピアで頻発する失踪事件の謎を追う警官のジュディと、捜査に付き合わされることになったニックが、手がかりとなるナンバープレートの情報を入手しようとする場面で、ナマケモノの動きはとてもゆっくりとしており、急いで情報を入手したいジュディと、彼女に意地悪してやりたいニックとの掛け合いが楽しいシーンになっている。

『ズートピア』
4月23日(土) 全国ロードショー