日和佐篤(神戸製鋼コベルコスティーラーズ) (C)F.SANO

花園ラグビー場で2週連続のビッグマッチが行われる。『パシフィックネーションズカップ2019』日本代表×トンガ代表に続き、『ジャパンラグビー トップリーグカップ 2019』決勝・神戸製鋼コベルコスティーラーズ×クボタスピアーズがキックオフを迎えるのだ。

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ジャパン待望論の呼び声高い選手がふたりいる。神戸製鋼のSH日和佐篤と、クボタのCTB立川理道だ。日本代表が『PNC2019』で連勝しても、SH流大と茂野海人、CTB中村亮土が高いパフォーマンスを披露してもなお、テンポよく正確にパスを供給する日和佐と、力強い突破を見せる立川は代表に必要だという声は収まらない。

ふたりとも自国で迎える『ワールドカップ』を諦めていない。日和佐は『トップリーグカップ』開幕前に「ケガ人が出てほしいとは思わないが、もし何かが起きてしまった時の準備はしっかりしておく」と語り、立川は決勝後にニュージーランド2部リーグのオタゴとの1か月の短期契約を決めた。日和佐と立川は有事に備え、爪を研ぐ。

もちろん、歴戦の猛者たちはチームの勝利を最優先する。日和佐と立川はタイトルを取ることだけを考えていることだろう。

神戸製鋼・デーブ・ディロンHCが「(クボタは)決勝にふさわしいチーム。フィジカルもチームの方針もいい。しっかり分析し、準備する。選手のエナジーも上げていく」と誓えば、クボタ・フラン・ルディケHCも「これ(準決勝東芝戦)こそファイナルのラグビーだと思う。両チームとも最後までいいラグビーができた。この勢いを来週につなげていきたい」と意気込んだ。

両チームの試合登録メンバーは以下の通り。
【神戸製鋼】
1平島久照、2有田隆平、3山下裕史、4張碩煥、5タウムア・ナエアタ、6マット・バンリーベン、7橋本大輝、8ブロディ・マクカラン、9アンドリュー・エリス、10ヘイデン・パーカー、11山下楽平、12トニシオ・バイフ、13ナイジェル・アーウォン、14アンダーソン フレイザー、15井関信介、16平原大敬、17山崎基生、18渡邉隆之、19ラツヴィリアミ・ララシア、20前川鐘平、21日和佐篤、22清水晶大、23チャーリー・ローレンス
【クボタ】
1海士広大、2大熊克哉、3北川賢吾、4青木祐樹、5デーヴィッド・ブルブリング、6トゥパ フィナウ、7末永健雄、8ファウルア・マキシ、9井上大介、10ファレヌイ・ハウェラ、11白井竜馬、12立川理道、13シオネ・テアウパ、14ゲラード・ファンデンヒーファー、15桑江健一郎、16後藤満久、17羅官榮、18古賀太貴、19金昊範、20バツベイ シオネ、21岡田一平、22近藤英人、23四至本侑城

『トップリーグカップ』決勝・神戸製鋼×クボタは8月10日(土)・花園ラグビー場にてキックオフ。チケット発売中。