年中無休の“怒りん坊ママ”にならないためには?

では、子どもが「仕方がないな。我慢しよう」と心から納得するにはどう対応すればよいのでしょうか。それはまず、子どもの気持ちを言葉に出して受け止めてやることです。

○他の子どもが使っている玩具を欲しがったとき

子ども「あれで僕も遊びたい!」

ママ「なんだか面白そうな玩具だね。あれ貸してほしいよね。でも、残念だけど今は○○ちゃんが使っているから待っていようね」


○病院の待合室で走りまわるとき

子どもが走り回っている。

ママ「お家より広くて走りたくなるよね。でも、病院はお腹や頭が痛い人が来ているの。だから口を閉じて、椅子に座って待っていようね」

○スーパーでお菓子をほしがり地べた泣きしたとき

子ども「お菓子買って!買って!」

ママ「このお菓子美味しそうだね。食べてみたいね。でも、今日は夕飯のお買い物に来ただけだから、買わないよ」

 

子どもなので、こう説明されたからと言って「はい、はい、そうですね。わかりました」と引き下がらず、素直に従わないかもしれません。でも、ぐずっていたとしても泣きながら心の整理をして“自分の思い通りにはいかない理由”を理解していきます。

確かに「こら!○○!」と怒鳴って済ませるとその瞬間は短い時間で済みますが、子どもは”それをしてはならない理由”をわかっていないので、結局、親は365日年中無休で叱るようになります。
でも、子どもが納得するように説明すれば、その時は時間はとられますが結局は近道です。

しかも、親がいないところでも”なぜ、そうしなくてはならないのか”がわかっているので悪いことはしなくなるんですよ。

まとめ

人間は命令されるよりも自分自身で納得してはじめて行動ができます。

「やめなさい!」「ダメ!」「こら!」の命令ではなく、子どもの主張をまず聞いてやった上で、一人の人間として一人前扱いして話をしてあげましょうね。

だって犬ではないのですから・・・