『ピンク・パンサー』シリーズのケイトー役で知られるバート・クウォークが亡くなった。85歳だった。

その他の情報

クウォークはイギリス生まれ。17歳までを上海で過ごした。ケイトーのキャラクターは、クルーゾー警部(ピーター・セラーズ)を主役にした、シリーズ2作目となる『暗闇でドッキリ』(1964年)で登場。1980年にセラーズが心臓発作で亡くなった後も、クウォークはこの役で登場し続けた。

『007』シリーズにも、『…ゴールドフィンガー』(1964年)、『…カジノ・ロワイヤル』(1967年)、『007は二度死ぬ』(1967年)で3度出演している。ほかにも、『ローラーボール』(1975年)、『太陽の帝国』(1987年)、『エア★アメリカ』(1990年)などに出演した。晩年は、主にイギリスのテレビで活躍していた。

文:猿渡由紀