(写真上)チェット・ハンクス(写真下)トム・ハンクス&リタ・ウィルソン

トム・ハンクスが製作・監督・脚本・主演のすべてを務め、ジュリア・ロバーツと共演した『幸せの教室』に、彼の妻と息子が出演していることがわかった。

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『幸せの教室』は、長年勤めた職場をリストラされた中年男性ラリー・クラウン(ハンクス)が、キャリアの再スタートのため大学に入り、さまざまなことに挑戦しながら人生を謳歌していくハートフル・ストーリー。

本作で、ラリーの住宅ローンを担当する銀行員として登場するのが、女優・映画プロデューサーの肩書きを持つハンクスの妻リタ・ウィルソンだ。この銀行員はリストラで困ったラリーに対して辛らつなセリフを発する役柄なのだが、実際はふたりが夫婦であることを知っていると、よりこのシーンを楽しめるだろう。さらに彼らの息子であるチェット・ハンクスが、ロバーツ演じる教師メルセデスにピザを届ける配達員役で出演しており、ハンクスにとっては嬉しい“父子共演”になった。現在21歳のチェットは、これまでに数本の短編フィルムのほか、端役ながら、スティーヴン・スピルバーグ監督作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』にも出演した経験を持つ。また、2011年にはラッパー“チェット・ヘイズ”名義で楽曲を発表するなど、父親譲りのマルチな才能を開花させている。

本作はオスカー俳優ふたりの競演も見どころだが、製作・監督・脚本・主演という1人4役で、作品に全エネルギーを注いだ名優トム・ハンクスにとっては、家族との共演を果たしたかけがえのない1作ともなっている。

『幸せの教室』
5月11日(金)全国ロードショー