田中史朗(パナソニックワイルドナイツ) 田中史朗(パナソニックワイルドナイツ)

6月2日、新生・ラグビー日本代表の国内初陣となる『リポビタンDチャレンジカップ2016』の記者会見が行われた。昨年の『W杯』で唯一敗れたスコットランドとの連戦を前に、薫田真広ディレクター、SH田中史朗が意気込みを語った。

『リポビタンDチャレンジカップ2016』チケット情報

「日本が『W杯2019』で結果を残すために、超えなければならない壁。日本は2019年にベスト8に入る伸び代があるのか。スコットランド戦が最初のフィルターになる」(薫田)
「監督が代わると、ラグビーも変わる。カナダ、スコッドランドと戦うことによって、日本の位置がわかる。ファンにも日本代表がどういうものかわかる機会になる」(田中)

今回のカナダ遠征とスコットランド戦が日本代表にとって、2019年へ向けての第一歩となるが、欧州の古豪はすでにスタートを切っている。2・3月には欧州最高峰の『シックスネーションズ』を戦った。今回の来日メンバーも大会MVPに選出されたFBスチュアート・ホッグをはじめ27名中24名が『シックスネーションズ』出場組だ。ベストメンバーのスコットランドを相手に、日本の勝機はどこにあるのか。

「勝敗のポイントは3つ。セットピース、ハイボールの攻防、そしてペナルティを少なくすること」(薫田)
「(W杯の敗因は)試合間隔が短かったこともあるが、問題は南アに勝って舞い上がってしまった部分がある。(今回は)まとまることが大事。練習、練習以外でもコミュニケーションを取って統率力を持って戦いたい」(田中)

日本代表は、以下の通り。
【FW】安藤泰洋(トヨタ自動車)、稲垣啓太(パナソニック)、宇佐美和彦(キヤノン)、大野均(東芝)、垣永真之介(サントリー)、木津武士(神戸製鋼)、小瀧尚弘(東芝)、ツイ ヘンドリック(サントリー)、畠山健介(サントリー)、細田佳也(NEC)、ホラニ龍コリニアシ(パナソニック)、堀江翔太(パナソニック)、アマナキ・レレイ・マフィ(NTTコム)、三上正貴(東芝)、森太志(東芝)、谷田部洸太郎(パナソニック)、山本浩輝(東芝)

【BK】内田啓介(パナソニック)、小野晃征(サントリー)、児玉健太郎(パナソニック)、マレ・サウ(ヤマハ発動機)、笹倉康誉(パナソニック)、茂野海人(NEC)、立川理道(クボタ)、田中史朗(パナソニック)、田村優(NEC)、中村亮土(サントリー)、野口竜司(東海大)、パエア ミフィポセチ(NTTドコモ)、カーン・ヘスケス(サニックス)、ティム・ベネット(キヤノン)、松島幸太朗(サントリー)、松田力也(帝京大)

『リポビタンDチャレンジカップ2016』は6月18日(土)・豊田スタジアム(愛知県)、6月25日(土)・味の素スタジアム(東京都)にてキックオフ。両日ともチケット発売中。6月12日(日)に開催されるアウェイでのカナダ戦は日本テレビ系列にて生中継。