『ファインディング・ドリー』に登場するベビー・ドリー (C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

ディズニー/ピクサーの新作映画『ファインディング・ドリー』が17日に全米で公開され、アニメーション史上全米歴代オープニング記録を塗り替えるヒットを飛ばしている。本作は忘れんぼうのドリーが家族に会うために冒険する物語で、このほどドリーの幼少期“ベビー・ドリー”の映像が公開になった。

“ベビー・ドリー”の映像

『ファインディング・ニモ』では、カクレクマノミの父マーリンが、行方不明になってしまった息子ニモを探して大冒険を繰り広げる姿が描かれたが、新作はニモの親友ドリーが幼い頃にはなればなれになってしまった家族に出会うために、旅立ち、人間の世界を舞台に冒険するドラマが描かれる。

ドリーはどんなこともすぐに忘れてしまう魚だが、なぜか人間の文字が読めたり、クジラの言葉が話せたりする不思議な存在だ。このほど公開になった映像は、幼いドリーを描いたもので、父母とかくれんぼをして遊んでいる。大きな瞳が印象的なベビー・ドリーはとにかく愛らしいが、この頃からすでに“忘れんぼう”なようで、親と遊びはじめてすぐに、遊んでいることを忘れてしまう。

ピクサーの作品に登場するキャラクターは単に見た目が愛らしいだけでなく、観客が共感したり、応援したくなる“内面”がしっかりと描かれており、それぞれのキャラクターの生い立ちや歴史も丁寧に描かれている。『モンスターズ・ユニバーシティ』には子どもの頃のマイクや、青年期のサリーが登場し、『トイ・ストーリー2』には発売されたばかりのピカピカのウッディが登場。スクリーンの中で“生きて”いて、観客と同じように成長し、悩み、家族や友人と絆をはぐくんでいくのが大きな魅力だ。

新作では幼いドリーが成長し、私たちが知っているドリーになるまでのドラマや、彼女に隠された秘密の数々が描かれるそうで、新作を観るとさらにドリーを身近に感じることができそうだ。

『ファインディング・ドリー』
7月16日(土) 全国ロードショー