『ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して』 (C)2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

近年ではアジア作品を中心に配給を手がけている株式会社エスピーオーと、20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社が業務提携を行ない、20世紀フォックス作品の劇場公開を共同で進めることを発表した。

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エスピーオーといえば、洋画からアジア映画まで幅広い作品を配給し、シネマート新宿、シネマート心斎橋などの映画館運営も手がける映画ファンにはおなじみの会社。今回の提携では、20世紀フォックス ホーム エンターテイメントが作品の提供と劇場公開後のパッケージリリースを担当し、エスピーオーは自社劇場で提携対象作品の公開を行う。提携のきっかけとなったのは、昨年から今年にかけて公開された20世紀フォックス作品『ラブ&ドラッグ』と『恋人たちのパレード』で、この両作をシネマート新宿で公開したところいずれも好評を得たことから、両社のコラボをさらに進めることになったのだという。

今後の提携対象となるのは、ジャック・ブラック、スティーヴ・マーティン、オーウェン・ウィルソン出演のコメディ作品『ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して』(6月30日公開)、2011年サンダンス映画祭正式出品作『WIN WIN/ウィン・ウィン ダメ男とダメ少年の最高の日々』(8月公開予定)、アクション・スリラー『ザ・ダーケスト・アワー』(12月公開予定)、また2011年サンダンス映画祭正式出品作『Martha Marcy May Marlene(原題)』の4作品の予定。長らく叫ばれている“洋画不況”のなか、海外で人気を得た作品が日本では劇場公開されないというケースが増えているが、このような取り組みでハリウッド作品に改めて光が当るのは、映画ファンにとっては喜ばしいことではないだろうか。

『ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して』
6月公開予定