イラスト:上田 耀子

その女性と知り合った頃は特に本命にする可能性は考えず、気分のままに遊び相手として会っていた。

それが、本気になってしまってから苦しむのがその後の態度。

「今さらどう接したらいいのだろう」と悩むうちに、彼女との距離は広がるばかり…なんてこともあります。

遊びのつもりが本命になり、それからの態度に苦しんだ男性には、どんな結果が待っていたのでしょうか。

遊び相手だった女性を本気で好きに…葛藤した男性たちのエピソード

1.軽々しく「付き合って」なんて言えなくなった

「その子と出会ったときは、特に彼女がほしいと思っていたわけではなく、ただ女の子と遊びたい気持ちが強かったんですよね。あわよくば、って展開も考えていました。

その子は明るくて気になったらすぐ行動する力もあって、夜遊びも付き合ってくれるけど終電までに必ず帰るような真面目さも持っていました。

周りで狙っている男がいるのも知っていたし、冗談で『俺たち、付き合わない?』って言ったりはするけど、『軽い人はイヤ』ってお互い笑い飛ばすことも何度かあって。

ある日、俺が仕事でミスをして落ち込んでいるLINEをしたら、『とりあえず飲もうよ』って誘ってくれて、いつもみたいに茶化すのかなと思ったら真剣に話を聞いてくれて、すごく救われて。

それから本当に好きになったのですが、今さら態度を変えるのが難しくて、どうしても軽いノリで誘ったり『だから彼氏ができないんだよ』ってからかったり、距離の縮め方がわからなくて悩みました。

でも、ほかの女の子と遊ぶ気持ちがまったくなくなって、その子と約束したときは、ほかの人との予定は入れず必ず終電に間に合うように駅に送っていったり、その子の話を前より真剣に聞くようになったり、変化はあったんだと思います。

『最近、妙に優しくない?』

って言われてドキッとしたけど、ここでごまかしたら今まで通りだと思い、『いつも相手してくれて感謝しているから』とだけ、やっと言うことができました。

今まで、簡単に『付き合って』って口にしていたけど、いざ本命になったらめちゃくちゃ勇気がいるなって気がついて、遠回しな言い方しかできない自分に焦りましたね。

でも、それから彼女のほうも少しずつ俺を頼ってくれることが多くなって、ほかの男より近いのかな、と思ったけどやっぱり告白はできず、ある日『私のこと、本気になったのかなって思っていたけど違ったね』とLINEが来て、慌てて『好きだよ』と返したけど未読スルーで終わりました。

時間が経って、自分の正直な気持ちを一度も彼女に伝えていなかったこと、それまでの自分の態度が気になって変われなかったことを思い出すと今も後悔が残ります」(31歳/サービス)

「いま思ったら、『軽い人はイヤ』って言っていたのに俺が真剣だって気づかせることができなかったのが、ダメになった原因だろうなと思う」と、こちらの男性は話していました。

遊びから始まった恋は、いざ恋愛感情を持つと“それまでの自分”を崩せなくてわかりづらいやり方で接することになり、女性に気持ちが届かないまま終わることもあるのですね。

距離が近いだけに、態度を変えるとどう思われるかわからない、恋心に気づかれて離れていかれるのが怖いと思うのが男性の本音。

肝心な「好き」こそ、軽く言えないだけに伝えるタイミングが難しく、相手の女性も中途半端な態度が続けば混乱する可能性もあります。

接し方を変えたいと思うときは、一度つながりをリセットして、新しい関係を築いていく努力も大切です。

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