『プロメテウス』 (C)2012 TWENTIETH CENTURY FOX

リドリー・スコット監督の最新作『プロメテウス』の日本公開日が8月24日(金)になることが発表され、新画像もこのほど公開された。

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『プロメテウス』は、『エイリアン』や『ブレードランナー』など数々の作品で斬新な映像世界を提示してきたスコット監督が新たに撮りあげた超大作。世界各国の遺跡から発見された“メッセージ”が指し示す宇宙の彼方に向かったプロメテウス号のクルーたちが、人類が決して触れてはならない“秘密”を目撃する姿を壮大なスケールで描き出すという。

ノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロン、マイケル・ファスベンダーら演技派キャストが集結し、これまでにない映像世界を提示するという本作のテーマは“人類の起源”。そもそも映画のタイトルでもあり、宇宙の彼方を目指す科学者たちが乗り込んだ宇宙船の名前にもなっている“プロメテウス”とは、ギリシア神話に登場する神と同じ名前だ。神話の中でプロメテウスは、一度は父ゼウスがとりあげた“火”を再び人類に手渡した。彼が渡した火こそが人類の文明の始まりとされている。神話と映画に関連があるかどうかは不明だが、タイトルから連想するに、本作が神話の時代から続く普遍的な題材を扱っていると考えて間違いなさそうだ。

このほど公開された新画像は、未知の惑星を訪れたチームが、遺跡らしき場所に立っている瞬間を捉えたもの。彼らの背後には本作のポスター画像にもデザインされている巨大な人面のような彫刻が置かれており、このオブジェが何のために存在し、何を意味するものなのか想像がふくらむ画像になっている。スコット監督は本作について「新作で取り組んだアイデアはユニークであり、広範にわたり、刺激的なものです。ずっと求めていた貴重なストーリーを見つけられてこれ以上の喜びはありませんし、私の気持ちにとても近い作品にやっと戻ってこられてうれしい限り」とコメント。今夏も多くの超大作や話題作が公開されるが、本作は最も“予想できない衝撃”を描いた作品になりそうだ。

『プロメテウス』
8月24日(金)ロードショー