(写真左より)天皇杯実施委員会・松崎康弘委員長、日本サッカー協会・田嶋幸三会長、スルガ銀行・岡野光喜会長 (写真左より)天皇杯実施委員会・松崎康弘委員長、日本サッカー協会・田嶋幸三会長、スルガ銀行・岡野光喜会長

2017年1月1日(日・祝)・市立吹田サッカースタジアムでの決勝を目指す戦いが今週末スタートする。8月24日、『第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会』開幕記者会見が行われた。

天皇杯 チケット情報

56大会ぶりに大阪での決勝となる今大会について、日本サッカー協会・田嶋幸三会長は「『天皇杯』決勝の素晴らしさを大阪・関西のファンに味わってほしい。新国立が完成すれば、東京に戻ってくるが、それまではなるべく多くのスタジアムで決勝を開催し、なるべく多くのファンに観戦してほしい」と語った。

史上初の3連覇に挑むガンバ大阪の指揮官・主将からメッセージも届いた。

「市立吹田サッカースタジアムで『天皇杯』の決勝が行われるということで、何としてでも決勝戦に出なくてはならない。さらに3連覇を達成できれば、サポーターと一緒に喜び合い、最高の年の始まりになる。まずは初戦だが、一戦一戦全力で戦って、吹田スタジアムでの決勝戦、そして3連覇を達成できるようがんばっていきたい」(長谷川健太監督)

「3連覇のかかる今大会、選手・スタッフのモチベーションは高いし、なおかつ吹田スタジアムで決勝が行われるので、いい戦いをして、まずは決勝に進むことを目標にやっていきたい。いい結果を残して素晴らしい大会にできるよう、全員でいいコンディションで大会を迎えられるようにがんばっていきたい」(遠藤保仁)

今年が96回目という長い歴史と伝統を誇る『天皇杯』で連続優勝記録はV2が最高というのは意外な感じもするが、それだけノックアウト方式のトーナメントの厳しさを物語っている。

ここで記録を振り返ってみたい。最多優勝は慶応義塾大の9回がトップで2位・横浜F・マリノス&関西学院大・7回、4位・浦和レッズ6回、5位・東京ヴェルディ&G大阪・5回となっている。1993年のプロ化以降はG大阪と鹿島アントラーズの優勝4回が最多だ。また最多出場はサンフレッチェ広島の65回を筆頭に、2位・浦和&ジェフ千葉・52回、4位・柏レイソル・49回、5位・セレッソ大阪・48回と続く。

『天皇杯』1回戦は8月27日(土)・28日(日)、J1勢が登場する2回戦(ジュビロ磐田、アビスパ福岡は1回戦から参戦)は9月3日(土)・7日(水)、3回戦は9月22日(木・祝)に開催。広島、G大阪、浦和、FC東京は『ACL』出場シードとして11月9日(水)・12日(土)のラウンド16(4回戦)からのエントリーとなり、ドローイングは10月4日(火)に予定されている。1~3回戦のチケットは発売中。2219チームの頂点を決める戦いが、いよいよキックオフ!