リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス) (C)F.SANA

『ジャパンラグビー トップリーグ2020』開幕戦で府中ダービーがラインナップされた。東芝ブレイブルーパス×サントリーサンゴリアス。幾度も覇権を争ってきたライバル同士が激突するのだ。

東芝にとっては現在地がわかる相手と言える。サントリーとともに最多優勝5回を誇る東芝だが、9年間チャンピオンから遠ざかっている。しかも2016-2017シーズン以降は9位、6位、11位と低迷してきた。『トップリーグ』元年から13季連続3位以内という輝かしい記録が潰えてから久しい。来るべき開幕戦に向けて、リーチ マイケルが「たくさんのファンをつかむチャンスだと思うので盛り上げていきたいし、熱い試合をしたい」と意気込めば、徳永祥尭共同主将はリーチのスコットランド戦前の名言を拝借し「サントリーをボコりたい」とキッパリ。トッド・ブラックアダーHCを新たに迎えた名門は再び上位戦線に顔を出すのか、開幕戦がひとつの試金石となる。

一方、3連覇を逃したサントリーも新指揮官ミルトン・ヘイグ監督のもと、タイトル奪還を目指す。SH流大、SOマット・ギタウ、FB松島幸太朗ら主力にオーストラリア代表CTBサム・ケレビを加えたメンバーは強力。ただ開幕戦はHO北出卓也、FLツイ ヘンドリック、CTB中村亮土の日本代表勢を欠くことになった。ここでサントリーは選手層の厚さを見せることができるのか。

試合登録メンバーは以下の通り。【東芝】
1三上正貴、2森太志、3深村亮太、4梶川喬介、5小瀧尚弘、6シオネ・ラベマイ、7マット・トッド、8リーチ マイケル、9小川高廣、10ジャック・ストラトン、11松岡久善、12ティム・ベイトマン、13リチャード・カフイ、14桑山聖生、15豊島翔平、16橋本大吾、17田中圭一、18知念雄、19山本浩輝、20李聖彰、21大島脩平、22中尾隼太、23ジョネ・ナイカブラ

【サントリー】
1森川由起乙、2中村駿太、3セミセ・タラカイ、4ジョー・ラタ、5小林航、6ジョーダン・スマイラー、7西川征克、8テビタ・タタフ、9流大、10マット・ギタウ、11テビタ・リー、12サム・ケレビ、13梶村祐介、14尾崎晟也、15松島幸太朗、16金井健雄、17石原慎太郎、18祝原涼介、19飯野晃司、20ショーン・マクマーン、21大越元気、22田村煕、23江見翔太

『トップリーグ2020』開幕戦・東芝×サントリーは1月12日(日)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。同日は日野レッドドルフィンズ×NTTコミュニケーションズシャイニングアークスも開催。会場にてオリジナルフェイスシールをプレゼント。チケットは予定枚数終了。大会当日NHK BS1にて生中継。