『スター・トレック BEYOND』

シリーズ生誕50周年を迎えた人気SFシリーズの最新作『スター・トレック BEYOND』のジャパンプレミアが10月19日、東京・新宿歌舞伎町シネシティ広場で開催され、製作を手掛けるJ.J.エイブラムスとジャスティン・リン監督、そして共同脚本も手がけたスコッティ役のサイモン・ペッグが出席した。

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さまざまな星の生命体が共存している未来世界を舞台に、ジェームズ・T・カーク船長をはじめとするクルーたちがエンタープライズ号に乗り込み、“最後のフロンティア”である宇宙を探索する人気SFシリーズ。新たな3部作として再起動させた張本人にして、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のメガホンもとったエイブラムスは、「世界で一番大好きな都市、東京でプロモーションの世界ツアーを終えることができて幸せ。アリガトウゴザイマス」と親日家ぶりをアピール。

前2作で監督を務め、本作では『ワイルド・スピード』で知られるリン監督にバトンタッチ。「才能あふれるジャスティンにメガホンを託すことができて、本当に幸運だった。想像を超える素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、今回がシリーズ最高傑作になった。個人的には(前2作を手がけているので)ちょっと複雑な気持ちだけどね」と最大限の賛辞を送った。

当のリン監督は「世界中に世代を超えたファンがいる人気シリーズ。光栄であると同時に、プレッシャーもあった」と思わず本音。それでも「前2作でJJが素晴らしいチームワークを構築してくれていたから、どんな試練も乗り越えることができた。いくたのチャレンジがあったからこそ、より良い映画に仕上がった」と胸を張った。

また、ペッグは共同脚本を務めることになった経緯を「JJに大金を積んだんだ。ぜひ書かせてくれってね」とジョーク交じりに話し、「これほど光栄なオファーを断る理由はないし、実際に素晴らしい経験ができて、とてもハッピーだった」と大満足の表情。プレミアには『スター・トレック』50周年記念アンバサダーを務める前田敦子が駆けつけた。

『スター・トレック BEYOND』
10月21日(金) 全国公開

取材・文・写真:内田 涼

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