ダン・カーター(神戸製鋼コベルコスティーラーズ) (C)F.SANO

厳しい戦いが続くサントリーサンゴリアス。王座奪還へ向け、『ジャパンラグビートップリーグ』第3節にして、早くも正念場を迎える。

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東芝ブレイブルーパスとの開幕戦では、29分でのFL西川征克の一発退場もあり、7点差の敗戦に与えられるボーナスポイント1を獲得するのがやっと。NTTコミュニケーションシャイニングアークスとの第2節は22-10で勝利するも、判定に救われた感がある。オーストラリア代表CTBサム・ケレビや日本代表FB松島幸太朗らがさすがの突破力を見せるも、流れるようなパスワークでトライを量産するアタッキングラグビーはまだ本領を発揮していない。

一方V2を目指す神戸製鋼コベルコスティーラーズは、開幕から圧巻の破壊力を見せ付ける。開幕戦でキヤノンイーグルスから7トライを奪い50-16で一蹴すると、第2節では4強のヤマハ発動機ジュビロに対し、決定力の差を見せ36-24の勝利。試合後、ヤマハ・堀川隆延監督に「ダン・カーターに世界トップレベルの力をまざまざと見せ付けられた」と言わしめた。

好発進した神戸製鋼の本拠地へ乗り込むサントリーだが、ミルトン・ヘイグ監督が「ディフェンスのフィジカル、特にブレイクダウンが大切になる」と勝機を探れば、流大主将も「今一番強いチーム。ディフェンスでプライドを持って戦い、アイデンティティのアタック力を出して、すべてぶつけて勝ちたい」と誓った。

試合登録メンバーは以下の通り。
【神戸製鋼】
1中島イシレリ、2平原大敬、3山下裕史、4張碩煥、5ブロディ・レタリック、6トム・フランクリン、7橋本大輝、8タウムア・ナエアタ、9日和佐篤、10ダン・カーター、11山下楽平、12リチャード・バックマン、13ラファエレ ティモシー、14アンダーソン フレイザー、15山中亮平、16有田隆平、17平島久照、18渡邉隆之、19谷口到、20橋本皓、21梁正秋、22アンドリュー・エリス、23アタアタ・モエアキオラ

【サントリー】
1森川由起乙、2中村駿太、3垣永真之介、4トム・サベッジ、5ジョー・ラタ、6ジョーダン・スマイラー、7ショーン・マクマーン、8テビタ・タタフ、9流大、10田村煕、11テビタ・リー、12中村亮土、13サム・ケレビ、14中鶴隆彰、15松島幸太朗、16北出卓也、17石原慎太郎、1須藤元樹、19飯野晃司、20ツイ ヘンドリック、21大越元気、22マット・ギタウ、23梶村祐介

『トップリーグ2020』第3節・神戸製鋼×サントリーは1月26日(日)・ノエビアスタジアム神戸にてキックオフ。当日は前座試合として、ともに『日本選手権』7連覇の偉業を達成した神戸製鋼と新日鐵釜石のV7時代のOBによるレジェンドマッチを開催。さらにJ-POPユニット・ET-KINGのライブも行う。チケット発売中。