『スノーホワイト』(C)2011 Universal Studios. All Rights Reserved.

クリステン・スチュアートが現代版“白雪姫”を、シャーリーズ・セロンが魔女を演じた映画『スノーホワイト』の日本公開を前に、本作の見どころのひとつでもある“衣装”について、デザインを手がけたコリーン・アトウッドやセロンが語る特別動画が公開された。

『スノーホワイト』特別動画

アトウッドは、『シカゴ』、『SAYURI』、『アリス・イン・ワンダーランド』でアカデミー衣装デザイン賞を3度受賞した“衣装の魔術師”と称される人物だ。セロンも「彼女は最高の衣装を作ってくれた」と賛辞を送っている。

このたび公開された動画は、アトウッドがメイキング映像に合わせて、キャラクターそれぞれの衣装のポイントを詳しく説明したもの。例えばスノーホワイトについては「従来のおしとやかなお姫様とは違うタフな印象に仕立てたかった。映画のラスト、軍隊を率いて民衆のため戦いに臨むシーンでは、手作業で作ったカスタムメイドの鎧を彼女のためだけに用意した」とコメント。一方、セロン演じるラヴェンナ女王については「女王の衣装はオートクチュールものを主体に、邪悪で腐敗した雰囲気を漂わせるものに仕上げた」と話す。

「コンセプトのアイデアを練り、それを形にして実際の衣装が完成するまでには最低でも4か月はかかった。この映画用に1000点以上の衣装を作ったが、その規模の大きさゆえ苦労もひとしおだった」というアトウッドだが、「キャストらとの共同作業をはじめ、私にとってかけがえのない素晴らしい体験になった」とも語っている。映画の世界観を形成するのに大きな役割を果たす衣装。その制作過程を知れば本作をより深く楽しめるのではないだろうか。

『スノーホワイト』
6月15日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー