舞台「ワケあって火星に住みました~エラバレシ4ニン~」

WOWOWオリジナルドラマと舞台が連動した初のプロジェクト『ワケあって火星に住みました~エラバレシ4ニン』。火星移住計画を実現するため、火星のラボに4人1組で送り込まれた、ワケありな人々が巻き起こすシチュエーションコメディだ。そこで現在放送中のドラマ版に引き続き、舞台版にも出演する須賀健太、崎山つばさに話を聞いた。

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脚本、また舞台版の演出も手がけるのは鈴木おさむ。本作の魅力について須賀は、「キャストは4人のみと少ないので、会話劇の強みがよく出ている内容だなと思いました。4人という人数が最大限に生かされていますし、また時には変化球もあったりして。ドラマ版は30分でしたが、舞台版で尺が長くなることでさらにどう面白くなるのか。今から楽しみです」と期待を寄せる。また崎山は、「ドラマの30分の中だけでもあれだけ笑いの要素が詰められていましたし、なおかつ僕が参加したドラマ版ではちょっとほろっとさせる部分もあって。いろんな感情が揺さぶられる作品なので、自分自身、演じていてとても面白かったです」と振り返った。

5月に上演される舞台版では、須賀、崎山に三浦翔平、矢本悠馬を加えた4人が、再び火星のラボで共同生活を始めることになる。須賀は、「撮影中は“やっている感”をなるべく出さないようにしたいと思いました。コメディであることを強く実感しましたし、面白いと思うことを面白いでしょ?とやってしまうと、途端に冷めてしまうので。舞台は特にそうだと思うので、その会話感みたいなものは忘れないようにしたいです」と、舞台版への課題を語る。崎山は「鈴木さんの脚本がすでに面白いので、これ通りにやれば絶対に面白くなるとは思うんです。でも公演を重ねていくと、どうしても変えたいと思う心理が働いてきて…。果たしてそれが面白いのかは自分の判断だけでは難しいので、とりあえず須賀くんにおんぶに抱っこで頑張っていきたいと思います!」と須賀を見てニヤリ。すると「なんで僕!?」と須賀から素早いツッコミを入れられていた。

須賀が「ドラマから舞台、またドラマも時系列がバラバラだったりして、いろいろな入り方が出来る面白いコンテンツだと思います」と話すように、観客にとってもこれまでにない楽しみ方を味わえそうな舞台。さらに崎山は「ドラマ版での“エラバレシ4ニン”が、今度は舞台上でどんな化学反応を見せるのか。ぜひ楽しみにしていて欲しいなと思います」とアピールした。

公演のチケットは発売中。

取材・文:野上瑠美子