3:自分の趣味に無理やり付き合わせようとする

「元カノとは友人の紹介で知り合い、一緒にいると楽しいから『付き合ってほしい』と告白して、恋人関係になりました。

元カノには趣味で参加しているサークルがあって、俺は特に興味はないんだけど、付き合いはじめてからよく誘われるようになって。

デートの約束をした日でも、『○○でイベントがあるから行こう』って無理やり連れていかれて、知らない人たちに囲まれてストレスでしたね。

最初は『趣味に付き合ってほしいんだろうな』と我慢していたのですが、サークルの人たちから『彼氏連れで羨ましい』とか『仲良しだね』とか言われて喜んでいる元カノを見ていたら、彼氏のいる自分をアピールしたいだけなのでは、と思いました。

俺が好きで続けている野球の応援には来ない元カノを見て、俺のことが好きなわけじゃないよねと言って別れました」(26歳/営業)

こちらの男性は、「自分の趣味には付き合わせるけど俺の好きなことには無関心って、恋愛感情じゃないよね」とため息をついていました。

自分のテリトリーで「彼氏のいる私」を見てもらいたいのはわかるのですが、デートの約束を変更してまで連れ回すのは、決して良い交際とはいえません。

好きなら彼氏の趣味だって応援する気になるはずで、それを放置されれば付き合っている意味がないと男性が思うのも当然です。

この元カノは、「彼氏に振られた自分」もサークルで知られることになり、どんな思いがしたでしょうか。

恋愛感情で交際を望むのではなく、「彼氏がいる自分」になりたくて付き合う女性は、ほとんどの場合男性のほうから別れを切り出されて終わっています。

男性にとって、自分の中身を見てもらえないのは寂しく、愛情の交換もできなければお付き合いに意味を感じません。

ある男性は、「好きになった人が恋人になるパターンが一番いい」と言っていましたが、恋愛感情を飛び越えて手にする交際は、結局幸せを感じられずに続かないもの、と肝に銘じるのがいいですね。