3.自分のことだけ考えがち

それはパパに限らず、ママでも性格によりけりなところはありますが、家庭ではとくに自分のことに集中しがちな面が垣間見えるのは、やはりパパのほうなのかもと思っているのは共働きのCさん。

仕事が忙しいパパは、いつも仕事のことばかり考えていて、さらにもともと気配りができるタイプではなく、あまり周りのことにも気がつかないところがあるのだとか。

おやすみのある日、用事で外にいたパパからCさんに「お昼ご飯は買って帰るから作らなくていいよ」と連絡があったそう。

てっきり家族分のお昼ご飯を買って帰ってくると思いきや、パパが手にしていたのは、自分が食べるお弁当だけ。怒りに震えたCさんですが、きちんと念押しして家族分を頼まなかった自分にも落ち度があったということで、急いで母子の食事の支度をしました。

それ以降、何かあるときは念押ししてパパに頼むと、忘れずに家族のぶんも買ってきたり、育児にも関わったりするようになったそうです。

4.家事や育児を“手伝う”という発想をする

育児休業中のDさんは、パパのちょっとした意識の違いに困っています。

パパは残業もなく、遅くならない時間にいつも家に帰ってくることができるため、基本的には育児にも家事にも協力的なタイプだそうです。

ただ、自分から率先して動くわけではなく、Dさんが「これ頼める?」と聞くと「わかった」とひとつ返事で動いてくれるのですが、やり終えると「また手伝うことあったら言ってね」と発言。

“言わないとやらない”“一緒に家庭をきりもりする”ではなく、Dさんを“手伝う”というちょっと他人行儀な発想をするパパにあきれたDさんは、静かに家族だから夫婦でやって当たり前なんだということをパパに説いたのだとか。

その後、パパも気づいたことがあれば自分から動くようになったそうです。Dさんのように、パパにあきれても激怒したりせず、冷静に説明するほうが、男性には理解しやすいのではないでしょうか。

とても子どものことを愛していても、家のことや子どものことにかかりきりなると、ママだって疲れてしまうこともあります。体調のいい日もあれば、よくない日があるように、せめてパパにも協力してほしいと思ってしまうもの。

どんな家庭のパパも、家族を愛していたら、きちんと話せばわかってくれることは多いはずです。

ただ残念がったり、怒ったままにしたりせずに、夫婦間でのコミュニケーションをとりながら、よりよいかたちで快適なファミリーライフを送ることができるといいですよね。

ママがすこやかに生活できるようにと願っています!

大阪生まれ。出版社勤務後、ライター&編集者として独立。エッセイ本『どうしても、結婚したかった。1000人の男性と出会った私の婚活ラプソディー』(発行:東京ニュース通信社/発売:講談社)2024年4月1日発売。音楽、日本・韓国などのドラマやTV・映画といったエンタメから恋愛・婚活・育児など女性向けジャンルを手がける。公式サイト