家賃が高いと子供の数にも影響が

国土交通省が発表した調査データに、「各県別家賃と出生率の関係」というものがあります。

このデータは、全国の25歳~34歳の賃貸物件にお住まいの世帯を対象に、1か月あたりの所得に占める家賃の割合と出生率についての関係を調べたものです。

その結果、家賃の支出が高い都道府県ほど出生率が低く、高額な家賃がその他の支出を圧迫し、出生率を下げていると考えられます。

実際に「各県別家賃と出生率の関係」にあるグラフを見てみると、家賃負担が所得の1314%に収まっている宮崎県、福井県、福島県が出生率1.5%であるのに対し、家賃負担が所得の21%を占める東京都については、1.1%に留まっていることが分かります。

全国の平均出生率が1.4%であることを考えると、家賃が高い東京都の出生率が低いことが分かります。

つまり家賃負担の大きさが、産まれる子供の数に影響を与えていると言えるのではないでしょうか。

少しでも安く住むための秘策とは

大学進学や就職、結婚を機に東京・大阪・名古屋などの大都市へ移る若者世代は年々増加しています。

東京都を例にしてみますが、「地方圏・東京圏における若年層の人口移動」からも分かるように、東京都の若年人口は年々増加。

有名大学や大企業が大都市に集中していることから、大都市に人が集まるのは当たり前ですが、先ほどもお伝えしたように都会は家賃が高いです。

都会に住む以上、高い家賃から逃れることは出来ませんが、家賃が高い地域で少しでも安く住めたら嬉しいですよね。

では、どこに注目したら少しでも安く住むことができるのでしょうか。

そのポイントは、「家賃交渉しやすい物件探し」と「毎月のランニングコスト削減」です。