左から小野健斗、神里優希、荒牧慶彦、佐川大樹、ゆうたろう 左から小野健斗、神里優希、荒牧慶彦、佐川大樹、ゆうたろう

3月3日(金)に開幕するTEEN×TEEN THEATER『初恋モンスター』の合同取材会“5年1組保護者会”が開かれ、荒牧慶彦、佐川大樹、神里優希、ゆうたろう、小野健斗、脚本・演出の川尻恵太が出席した。

TEEN×TEEN THEATER『初恋モンスター』チケット情報

原作は、月刊誌『ARIA』(講談社)で連載中の漫画『初恋モンスター』(作:日吉丸 晃)。世間知らずのお嬢様高校生・二階堂夏歩と、外見は長身のイケメン青年ながら実は小学5年生の高橋奏の恋愛を描くハイテンションラブコメディ。

キャスト陣は役衣装で登場。小学校5年生の主人公・奏を演じる荒牧は「今、26歳なんですけど15年ぶりくらいに体操服を着ました」と笑いつつも、自身の役柄について「見た目は大人ですが心は純粋な子供なので、僕も小学5年生の童心に返ったつもりで突き抜けたいと思います」と話す。それに対して川尻も「奏はものすごくストレート。ピッチャーで言ったら大谷翔平くんみたいな。160キロド直球のボケで、でもピュアな“好き”を変化球なしで、肩が壊れるまで投げ続けてほしい(笑)」。

奏の同級生・金子十六役の佐川は「トムらしく元気に、おそらくクレイジーになるであろうこの舞台をみんなで楽しく盛り上げていきたい」と意気込み、自身の衣裳について「チャームポイントは特攻服だけど上履きを履いてるところ」とアピール。同じく同級生・三宮銀次郎役の神里は「なかなかこんな格好をすることはないですし、こんなおかしな舞台に出会うこともめったにないので、思い切って演じたい」と話し、「クールな役なので低めのイケボと言われる声を作っていけたら」と役作りのイメージを語った。

奏と同じアパートに住む高校1年生・篠原耕太役のゆうたろうは今作が初舞台。「初めての舞台、演技ということもあってすごく緊張しているのですが、耕太くんなりに可愛らしく、ときに乙女顔になれるようにがんばります!」と意気込んだ。同じアパートに住む大学生・多賀敦史役の小野は「大人の役なので、小学生にない大人の魅力と言葉攻めで盛り上げていけたら」と舌打ちの練習などツンデレな役柄特有の準備もしていることを告白した。

川尻は「小学生が遊びまわったり歌ったり踊ったりします」と構想を明かし、原作にも度々登場する小学生らしい“下ネタ”は「ニンジンを刻んで入れるかのような(笑)、誰でも食べられる形にしてお出しできれば」と封印はしないことを宣言。「下ネタもそうですけど、子供が言うからこそまっすぐに響く言葉があると思うので、(キャストが)大人であることをいかに忘れさせるかが課題だと思う」と話した。

公演は3月3日(金)から12日(日)まで、東京・品川プリンスホテル クラブeXにて。

取材・文:中川實穗

(C)日吉丸 晃/講談社「初恋モンスター」舞台制作委員会