「佐原張子」の伝統を守り続けてきた職人、鎌田芳朗さんの作品(千葉県立房総のむら)

旅先での体験は、忘れられない思い出になるものです。

千葉県では、そんな旅の記憶を彩ってくれる、さまざまな体験スポットがたくさんあります。

自分でつくった工芸品や、その手で摘んだ旬の味覚は、世界にひとつだけのもの。

伝統工芸から旬の味覚狩りまで、体験の成果をSNSにUPして、自慢しちゃいましょう!
 

フォトギャラリー千葉で貴重な思い出づくりを!体験模様を写真でじっくり見る

体験1. 何ができあがるかはひらめき次第!? とぼけた表情がかわいい張り子

型は4〜5種類だが、出来上がりは猿やカエルなどさまざま。中には、帽子の張り子も!

江戸〜明治時代にかけての町並みや武家屋敷、農村が再現された『房総のむら』では、年間約400種の体験演目が用意されています。

この日、趣深い商家で体験したのは、「張り子のストラップ作り」。

棚には、“佐原のピカソ”の異名を持つ鎌田芳朗さんの「佐原張子」がずらりと並んでいます。

どこかとぼけたような表情と、大胆な色使いが、伝統工芸品とは思えないかわいさ! ビビッドな色合いの招き猫なんて、原宿に置いてあってもおかしくなさそうです。でも、こんな立派なもの、初心者でも作れるの……!?

ご心配なく! 今回作るのは、手のひらサイズの根付けです。

猫や鶏などの型を選び、和紙を貼り重ねて乾かし、絵つけをしたら完成になります。

型はあるものの、何を作るかは自由。猫の型を使っても絵つけでリスにしたり、少し変型させてカッパにしたり、好きなように発想していいのだそうです。
 

 

絵心にあまり自信がない私は、猫の型で素直に猫を作りました! ふちに和紙を貼るところで少し苦戦しましたが、小学生でもできるくらい簡単で、50分程度でできあがります。

福助や招き猫など、一般的なサイズの張り子も、基本的な工程は同じ。かかる時間が2時間30分と長くなりますが、初心者でも簡単に作れるそうです。

次は、その「張り子」体験コースにもぜひ挑戦してみたいですね!

SPOT DATA

千葉県立房総のむら
千葉県印旛郡栄町龍角寺1028 TEL:0476-95-3333
開館時間:9:00〜16:30
定休日:月曜(祝・祭日の場合は翌火曜休み)、年末年始(12月25日〜1月1日)※臨時休館日あり。
入場料:一般300円 
「張り子のストラップ作り」体験費250円 所要時間50分 ※当日受付で体験可能 
※体験費、開催日時は演目によって異なります。詳細はHPでご確認ください。
 

体験2. 見てかわいく、食べておいしい! 行楽シーズンにも大活躍の太巻き祭り寿司

さざえの太巻き祭り寿司。彩り豊かでかわいい!(千葉県立房総のむら)

千葉県の郷土料理である「太巻き祭り寿司」は、古くから冠婚葬祭や地域の集まりでふるまわれてきたごちそうです。

現在では、花や四海巻(しかいまき)といった伝統的な模様からキャラクターなどの複雑なものまで、さまざまな絵柄が作られるようになっています。

まずはパーツとなる細いのり巻きや具材を用意し、それらをさらに酢飯で巻いていくのですが、作っている最中はできあがりがなかなか想像できません。

でも、切ってみたらきれいな絵柄が表れる。その驚きと感動は、誰かに見せたくなります。「千葉県立房総のむら」や「花味結」など千葉県内で体験できるところが複数あるので、ぜひ自分で作って味わってみてください。食べる前に写真を撮るのを忘れずに!

SPOT DATA

千葉県立房総のむら
千葉県印旛郡栄町龍角寺1028 TEL:0476-95-3333
開館時間:9:00〜16:30
定休日:月曜(祝・祭日の場合は翌火曜休み)、年末年始(12月25日〜1月1日)※臨時休館日あり。
入場料:一般300円 
「楽しい太巻き寿司」体験費:800円 所要時間:1時間30分 ※要事前予約 
※体験費、開催日時は演目によって異なります。詳細はHPでご確認ください。
 

花味結
千葉県鴨川市細野392 TEL:04-7099-8073
営業時間:8:30〜12:00
定休日:月・火・水曜
「太巻祭り寿司体験」料金:1,700円 所要時間:60分 ※3日前までに予約必要