「兄弟の数が多いのは楽しそうだけど、育てていくのにはエネルギーがいりそう……」そんな気持ちからなかなか第二子に踏み出せない、なんてママも多いのではないでしょうか?

しかし、複数の子どもを育てるってどんな苦労があるのかはっきりとわかっているママは少ないはずです。

今回は、ブログが書籍化された『息子って、異世界人!?な爆笑育児生活』の著者であり、個性豊かでパワフルな3兄弟の母親、コソダテフルな毎日を送るちゅいたんママさんにインタビュー!

3兄弟を育てる大変さ、喜びをお聞きしました。

3兄弟の育児、大変さは9倍!?

ーー男の子3人の育児、というものは男の子1人、2人の時とどんな違いがあるでしょうか?

ちゅいたんママさん(以下、ちゅいたんママ)「今、これを読んでくださっている方の中には、息子さんをお持ちのママもいらっしゃるかと思います。そしてきっと、『この息子があと、1人or2人増えるってことかぁ~』と想像しますよね?

いいえ。違うんです! 3兄弟というのは、『息子+息子+息子』ではありません。

『息子×息子×息子』の9倍なんです(笑)

昔自分がいた小学校のクラスを思い出していただけると、その中で何人かおバカな男子、いましたよね?

教室の後ろで掃除の時間に股間を蹴り合ってヒィヒィ言っているような男子を横目で見ながら『ほんと男子ってバカだな〜(呆)』って思ったことありませんか?

なぜか彼らは、単体だとおとなしかったりするんですよね。1人ずつだとおとなしいのに、2人以上集まればたちまちどうしようもなくなるんですよね……。

まさにそれと一緒なんです。家庭内でそれと同じ事が起こっていると考えていただければ分かりやすいかと思います。

我が家の場合ですと、長男は次男が生まれるまではどちらかというとおとなしいタイプだったのですが、弟が生まれて動き出すようになったら、相乗効果でまぁうるさいこと!

喧嘩はするわ、一緒になって騒ぐはで、『え?この子、こんな子じゃなかったのに……!』状態です。男子は2人以上集まるとかなりキャラ変します。」

ーークラスのおバカ男子……わかりやすい! ものすごく想像に容易いですね。そんな3兄弟を育てる大変さはどんな所にありますか?

ちゅいたんママ「正直に申し上げまして私の場合、うちの3兄弟しか育てた事がないのでどこが大変なのかいまいちよく分かってなかったりするんです。

標準が分からないというか、これが大変なのかどうなのかもわからないというか……重症ですね(笑)。

なので、客観的な目線で、女の子のママに驚かれたことで言うと、男の子が複数集まると、

『そもそも声がデカい。足音、物音、所作から生まれる音が既にうるさい。』

らしいです。男の子って泣き声からして違うって言いますよね。」

ーー実際にそんな場面があったのでしょうか?

ちゅいたんママ「昨年のクリスマス、子供たちの同級生を集めて我が家でクリスマスパーティーをしたことがあって。男女入り交じって、ママ達も含めて集まったのですが、パーティーも中盤に差し掛かった頃、女の子ママ達が呆然と呟いたんです。

『やっぱり男の子ってすごい迫力だね。普段うちの娘もうるさいって思ってたけど、やっぱり違う!』って。

私からしたら、『今日はわりと落ち着いて遊んでるじゃん!』ぐらいの感じ方だったのですが、日頃女の子だけの暮らしを送っているママからしたらものすっごくうるさかったようです(笑)」

ーー男の子の育児は体力も相当使いそうですよね。

ちゅいたんママ「そうですね、やはり外に出て遊ぶ機会が多いです。家の中だけでは収まりきらないんですよ……。子供の体力的な面でもそうですし、『3兄弟に暴れられたら家が潰れちゃう!』という懸念からくる母親の精神的な面と両方で、ですね。

真冬の公園や、真夏の公園でも外に出て来てる子を見渡したら男の子ばっかりだった、なんてこともよくあります。」